「馬の目」

例年恒例のＪＲＡ主催ホースショーが、４年後の東京オリンピック馬術競技会場として利用されｒことが決まり、来年から全面改装が予定され、現馬事公苑最後のホースショーになる。
その為か例年になく観客も参加も多く、馬具などの販売ブースもメイン通路の両サイドに店を開いて、賑わいを見せている反面、バス通りに区切られた一画にあるインドアアリーナ地区にある厩舎地区は、競技中は人気が乏しく、そんな厩舎地区に停められた馬運搬車の、馬を車に乗せたり、車から降ろしたりするめに後部の扉・パワーゲートの踏み板が下りた下敷きとなって男性が死亡していた。
　事故死と判断されたが、状況から事故死に見せかけた殺人ではと、疑問を抱いた者がいた。

　登場人物、事件等、すべてフィクションで、例え似たような人物が描かれていたとしても、…続きを読む