「何処」を含む小説

　おばあちゃんの部屋にある鏡はいつも布がかけられている。おばちゃんが言うには、何処かと繋がっているらしい。 　何処に繋がっているかは教えてもらえなかった。ただ、その鏡は、とても美…

温泉で火照った身体に染み渡る冷やしうどん。しかし何処を見渡しても、「彼」の姿は無かったーー いるはずの「彼」の行方が気になり過ぎて、お客様アンケートの裏面に小説書いてアンケート…

彼が目を覚ますと、そこは見知らぬ洞穴の入り口。 “私は、誰だ──” 何よりも初めに抱いた疑問はそれだった。 己が何者なのかという原点。 しかし無情にも、それに対して答えを与えてく…

　その世界の名は、『女神の掌《てのひら》』。 決して気が多い訳ではないが、ひょっこり遊びに出かけては、いつも無自覚に新しい女性を連れて来る。 そんな困った旦那様を持つ女神の１人が…

3人の高校生を中心にくり広げられるリアルな青春物語を、リアルな高校生が描きました。 今現在高校生の方も、卒業してしばらく経つ方も、高校生という短く甘酸っぱい時間に思いを馳せて読ん…

西暦二〇三五年、演習中の自衛隊員達を未知の生物が襲った。 多数の犠牲を出しつつも生物は駆除されたが、その姿は鱗を生やした人間のようだった。 この生物の正体は何か。人間なのか、異な…

「流れ星は、何処へ行ったの？」 　幼い妹が持つ素朴な疑問。流れ星がどこかに落ちていった。なら、拾うことができるのではないか。 　流れ星がつなぐ小さな物語を、五分間でお楽しみくだ…

自分は一体どこにいるのか。 魔女を殺す為に育て上げられた、仁東助。 夜の名、ラルド・ガーナーとして仕事をこなす日々の中で、 確固たる自分を追い求め、日常と非日常を彷徨い歩く。 苦…

＜STORY＞ 「心願叶うは、一人のみ」 「カミ」と呼ばれる存在へ「覡(げき)」と呼ばれる神職が舞や音曲を奉納することで地域の平安や願いを承認される世界。覡は各國の「舞奏社(ま…

どこか懐かしい日常、どこか不思議な非日常。 そんな世界のどこかで起きている物語を集めました。 一話完結です。

気が付いたら何処かの祭壇前に佇んでいた主人公、手には輝く赤い玉…は既に落として粉々に… 背後からは少女の絶叫、えっ！？俺のせいっ！？ この出会いが世界を股にかける冒険の始まりだっ…

中身ないのでつまらないです。 ご了承ください。 検閲に似てしまいましたがこちらは実際にある小噺を参考に作りました。

僕は、卯月碧䒾(きさらぎ あおい)。 生まれてからずっと、家族には期待されず罵詈雑言や暴力を受ける日々、全校生徒からは要らない者として扱われ、教師らからの肉体的・精神的暴力を受け…

・あらすじ 寺生まれ、剣道２段。背筋は伸び切り表情は生真面目。そして……高校だろうとどこだろうと、その身に着けているのは今季一押しの神アニメ、“超絶☆多次元魔法少女エキセントリッ…

この作品は、いつも書いているような、恋愛小説ではありません。 何処からどこまで朱羽子が逃げるのか、そして何処から朱羽子が闘いだすだろう？ こんな時代だから、この小説を書きました。

『もしも、もしもだよ』 　彼女は小さな子供のような無垢な笑みを浮かべて僕に言った。 『別の時間に行けるとしたら、どこの時間に行きたい？』 そんな何処にでもある会話。 子供のよ…

秩序、開放、流転の六神三神閥に護られた世界。人はそれぞれの神を奉じることで死後も魂を導かれ、新たな人生を保証されている。 六柱の主神アラサークを奉神とする聖騎士ロゼールは、ある日…

ある所の何処にでもいる4人の仲の良い同級生だと思っていたのは自分だけだった… 拷問、監禁、暴行次々と向けられる苦に耐えられるか…

良く言って長閑､悪く言って何もない｡ そんな小さな田舎で､真っ白な自称付喪神の君と真っ黒な普通の僕は出逢った｡ 同い年みたいな言動で何処か抜けている君との､きっと終わることが無…