天理調整。

　あの日

　誓い合った約束は何処へいってしまったのだろう。
　

　塩辛く、脳裏に染み込んで、日保ちもよく、今日までも腐らずに‥‥。




　いつもの日々、思い出せない今朝の夢にぼーっとしながらも部活へ向かうつもりだった。しかし、その日の部活は急遽休みとなることに。
　滴る汗に苛立ちながらも、来た道を帰ると、倒れ込む誰かの姿があった。


　これは、俺と彼女との出会い。


　これはきっと、神様が塩辛い日々に砂糖を加えてくれたんだろう。
　高鳴る胸の鼓動も糖の為だろう。