「短編の森」を含む小説

この世の何処かにあると言われている羊の森、そこには望みがあるという。自分に迷い、惑う。そんなジュブナイル達と先駆的に森を住処にする者。彼らの邂逅は世界から何かを奪い、また何かを与…

（自主企画『三題噺の競作６「レトロゲーム」「パーカー」「森」』参加用に書きました） （カクヨム初出ですが、現在は「小説家になろう」「エブリスタ」でも掲載しています）

虫がとても嫌いですが、森林浴に行ってみたいです。眠れる森の美女ごっこ。

　まだ十代の頃、曖昧な自認の境界線の上で、やじろべえみたいに揺れていた日々の思い出。 【お題】アンダーグラウンド 【ジャンル】私小説風BL 【登場人物】小指の欠けたおっさん、ネ…

"俺"は女と見間違えるような美しい顔をしてる。 それだけが人間以上のもので、あとは全く人間として暮らしていくだけの才能というものを有していない。 美しい顔を活かし、女装をして自撮…

暴力的な自分と唯一仲良く接してくれた幼なじみが、近々結婚するらしい。 俺は引っ越しをする幼なじみを駅まで見送りに行った。

森で遊んでいたら……

　のぞみは彼に会うために森の中を自転車を漕いで進んでいた。

黒い色しかない「影の森」。黒い地面に黒い木々、黒い動物たちがひしめき合うその森の中に、一羽だけいる白い鳥。それがボク。みんなと違うボクは、いつも一人ぼっち。傷ついた自分を守るため…

勇者が眠っているという森。本当に勇者なんていたのか？と、少年は少女を引き連れて森の奥へと入っていく。

少女が木漏れ日の下、目覚める――。 プロローグ的なお話ですが、今のところ続きは考えていません。

どんなに親密で分かり合える相手にも、手には触れられない「互いの空白」ってものがあると思う。 見えているものよりも、見えないそれをどう包み込むかで、私たちの物語は変わってくるのだ…

　私は梟である。名前は、ない方が自由に羽ばたけるだろうと瞳の魔女が言っていた。 　瞳の魔女の家からほど近い木に私は止まっている。出窓に置かれた花瓶越しに、宵色のローブに踝まで包ま…

森と洞窟の国ルキエーでは、時折緑の髪の子供が生まれてくる。 緑の髪の子は、間違えて人に生まれてきた精霊の子（ラー・ロウ）と呼ばれる。 名前を持たず、家も持たず、人ではなく精霊（ラ…

深い森に住む、動物と心を通わせる少女が、ある日、世界を見たい、夢を叶えたいと言い出した。 そこに都合よく剣士がやってきて動物責めにあい、用心棒に。 そしてガンマンも成り行きで参画…

狩人は暗い森の中で、吸血鬼最後の生き残りを追っていた。狩人の散弾銃が火を吹くと、銀の弾丸が吸血鬼を捕え…… 殺伐吸血鬼百合短編 Twitter企画「殺伐感情戦線」、第三十六回…

“森の配達人”になる「フラウ」と、彼女を見守る大人たちとの一日を記した物語。

お金がない。とにかく無い。真面目に働いても無いし、税金だけは高くなる。なんにしても食べていけない。 東京近郊のベッドタウンで暮らす敏樹は、金が必要だった。女手一つで子供を育ててい…

心の拠り所。 百合です。本文中に出てくる映画は実在しません。