「木造」を含む小説

むかしむかしとある山の中に小さな木造作りのお家がありました。 そこにはお母さんと七人の子ども達が住んでいます。 お母さんが家から出て行った後、腹をすかせた赤鬼が子ども達を訪ねてき…

今ではほとんど見かけなくなった、高校の木造校舎。そこで合宿が行われることになり、ある事件が起こる。

古希を迎えるわたしは、孫が落とした消しゴムで遠い日の記憶が蘇った。 木造校舎と、卵焼きのにおい。

鹿島神宮に安置された国宝、フツノミタマノツルギ。奈良時代に鍛造されたといわれる全長271センチの鉄剣は、古来より伝わる木造神体「ミカヅチ」専用の剣であった。 鹿島の地に危機が迫る…

　台風の夜。木造校舎で、彼らは頑張っていた。 （この作品はカクヨム初出ですが、現在は「小説家になろう」「エブリスタ」でも掲載しています）

世に貧乏人がいる限り 貧乏人がいる世がある限り どんな時代のどんな世界にも存在するボロ下宿 それがここ、【トコヨ荘】 三畳一間の貧乏下宿。 煤けた木造三階建て。便所食堂共用。風…

史上最凶のダンジョン魔王城。 一流の力がなければたどり着くことすら出来ないそのダンジョンの前には、一般的には珍しいものではなく、しかしそこにあるはずのないものがあった。 それは、…

今日も誰かが訪れてくれるのを待っている、彼らの話に耳を傾けてみましょう。 小屋梁レッドは盛岡弁、 野地板ブルーは津軽弁、 母屋グリーンは宮崎弁、 天井板ピンクは秋田弁、 そして…

　「私」は父親の勧めで土木建築学科を卒業した。しかし父の意に反しその後、異国の金融街で働いていた。私は河川を目にすると川の水量を計算する癖があった。この水量を元に地球の全水量から…

　高校生になったばかりの貴堂文弥は学生寮への入居当日に部屋を爆破され、新居を探さなければならなくなってしまう。 　新しい住居を探して辿り着いたのは、オンボロ木造アパート風雲荘。 …

カクヨムのコンテストから下げました。跡地保全、完結処置取ってますが未完ですご注意。 　首都近郊と言い張る某県某市。私立城東学園は明治時代にその前身を持つ、由緒正しき名門校である…

高校生の星光《ほしひかり》マリは親友、綾科香織《あやしなかおり》の跡を追うように、ある日、木造の旧校舎へとやってきた。保健室の床下に作られた収納庫から『大図書館』へ転移してしまい…

田上耕輔は二十八歳のフリーエンジニア。そこそこのＩＴ企業に勤めていた彼は、体をこわしてリタイヤし、下町の路地の奥にある古い木造住宅に住み暮らしている。つましい生活ながらも、いつし…

両親を事故で亡くし、木造家屋にひとり残された樹《たつき》―― ”樹《たつき》は残された家で自作の曲をアカペラで歌っていた。 「俺はこんな世は嫌だ～♪　俺はこんな世は嫌だ～♪　異…

利川和彦は高校一年生。六月初旬のある日のお昼休み、学食にて幼馴染の桜子と日本も含めた世界の料理フェアの限定メニューを味わっていた。そのさい、桜子からこのイベントになぞらえて最近出…

「ぬぁー、もう仕事行きたくなーい！」 何処にでもありそうな木造２階建ての建物。 そのリビングでソファーに俯せで寝転がり、脚をバタつかせているのは青野(あおの)夢叶(ゆめか)２７…

　テロリスト？　もちろん存じ上げておりますわ。 　中世の幻の弦楽器、 “テロー” を爪弾かれる奏者のおかたのことですわね。 　わたくし、文学女子でございますれど、音楽関係にも造詣…

家族との折り合いが悪く、あたしは一人暮らしを始めた。築三十年の木造2階建てのアパートだったけれど、住人の人はみんないい人たちばかり。楽しい一人暮らしが始まると思ってた……でも、あ…

　両親が突然失踪し、無料アパート代わりにしていた実家を債権者に明け渡さなければならなくなったニートの弓長利幸。深い喪失感と虚無感に苛まされたまま、年の瀬近くになって、一葉館という…