概要
中世の幻の弦楽器、 “テロー” を爪弾かれる奏者のおかたのことですわね。
わたくし、文学女子でございますれど、音楽関係にも造詣が深うございますのよ。うふふ。
セレブ令嬢である墓尾つばめの住まうマンション、いや木造コーポに、大学の漫研同期である凜子と姫二郎が訪れる。姫二郎がつばめに頼まれて、オークションで落札したものとは?
それが、想像を絶する恐怖世界の幕開けであった。というほどコワくはない。
猟奇ストvs.テロリスト!
よくわからないが、なぜか白菜キムチも加勢し魔の手から日本を守る!
拙作、「猟奇なガール」、「ひねもす漫研、オタクかな」をお目通しいただいておられなくても、難なくお読みいただけます。寝苦しい熱帯夜向けにお届けいた
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ジャパニーズホラーも真っ青
これが"つばきワールド"の真髄か…
筆者様の解説にもありますように、1作目(処女作)、2作目と順に読み進めて、私の小さいつんつるてんの脳味噌で色々考えさせて頂きましたが…
3作目を読み終えて、ようやく腑に落ちました。
もはやどのジャンルだと考えるのも、比較するのもナンセンスなのだと分かると、妙にスッキリした気分になる事が出来ました。
表題の通り、ジャパニーズホラーの代表ヒロイン貞●さんや伽●子さん、●江さんも、、
猟奇なガールつばき嬢に掛かれば、全員お友達として仲良く戯れる事になるでしょう。
おイタをしてしまったらば、いくらジャパニーズホラーの代表ヒロインである彼女達であっても手痛…続きを読む - ★★★ Excellent!!!猟奇なガールは今日も通常営業(^_−)−☆
お腹がイタイ。いえ、つばめちゃんからアレをいただいたわけではありません。
作者の紡ぎ出す一文一文に笑い続けているうちにそうなりましたの。
でも笑いながらも作者の物語の展開力や表現の豊かさには唸るばかり。
読み進めるにつれ、情景が目に浮かびます。「あの子」も見えるよう。雷雨の音が聞こえます。背筋が凍ります。食べてもいないのにアレの味がするような気がします。そしてもちろん想像するも恐ろしいあのニオイも💦
とにかく五感で楽しめる物語です。
あ、お持ちの方は第六感(シックスセンス)もお使いください💕
「嗅覚」が突出していることを書き添えます。
鼻をつまみながらお読みになるかどうかは皆さん次第…続きを読む - ★★★ Excellent!!!強烈なキャラが抜群の存在感! 独創性溢れる特濃ブッ飛び勘違い系コメディ
同作者さんの別作品『猟奇なガール』を読了後、『ひねもす漫研、オタクかな』と平行して拝読しました。
どれもとにかくインパクト抜群のシリーズ小説でした。
ジャンル的な位置付けが難しいタイプの作品なのですが、強いて言うと勘違い系コメディに属す小説でしょうか。
ただし、おそらく作中の登場人物の半数以上が、誰も彼もひとクセある濃い目のキャラばかり……それも特濃です、ハンパねぇ(笑)。
特にズバ抜けた濃さを誇る勘違いキャラが、『猟奇なガール』に続いてシリーズ全体のメインヒロイン(?)的な立ち位置に居る墓尾つばめ嬢なのですが、彼女の超ポジティヴ(と言っていいのか?)な「勘違い芸」の威力は強烈の一言! …続きを読む