「にいちゃん…」を含む小説

　就活浪人である佐々木啓太は、木から落ちそうになっている小さな女の子を助けようとして受け止めるのに失敗、そのまま死んでしまう。 　死後の世界で出会ったのは転生神を名乗る神様だった…

日記。 精神安定のために。

それは、小さな願いだった。 「神様、どうかお願いです。助けてください」 だけど、神様とやらは、そんな小さな願いさえ、あっさり消し飛ばしてしまうのだ。 大戦の終結を願った少年と…

偶数回は個別の名称がないやつを書いていたんですが、まさかのレギュレーションで縛られたのでやられたなぁと思いました。

　カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Championship～ 　９日目のお題『おめでとう』 https://kakuyomu.jp/i…

ある惑星に住む少年が、親友のために＜星のはしご＞のらせん階段の街へ買い物に行くお話です。少年は街で旅行会社のお兄さんに会い、いっしょにインクを手に入れようとらせんの街を降りますが…

あの番組が終わったときのことを想像して書いたコメディです。脳みそからっぽにして書いたので、脳みそからっぽにして読んでもらえるとありがたいです。なお、この作品は完全にフィクションで…

オレはこの真っ暗な世界が気に入ってるんだ。 オレはずっとここにいたいんだ。 オレは…

いっけなーい！　今日は大事な期末試験の日なのに、出てきたのは１ミリも授業を受けたことの無い日本史の問題⁉　でもこれを落とすと進級できないっていうし、これってもしかして絶体絶命⁉　…

俺には、二歳年上の兄信也がいる。 でも血は繋がっていない。再婚した親の連れ子同士だからだ。 養子縁組していないから、法律上でさえ他人。 だけど俺には、信也しかいないんだ。 高校…

高校受験を控えたこの日、アタシ、ハナは、熱を出した幼馴染みの男の子、ユメのお見舞いに来ていた。来ていたんだが…… ユメのやつ、熱のせいかテンションがおかしなことになっている！ な…

　ただそばにいたかった、ずっと近くで見ていたかった 　そのために努力をした。 　そのためにいっぱい、いっぱい頑張った。 　彼女のそばにいるときが一番安心していたんだと・・・・ …

雪が降り積もる1月。今日で冬休みが終わり明日から2週間大学に行けばまた春休みになるこの時期。 僕らは三人で旅行をしていたんだ。そして、旅行から帰ってきたその日に青葉は死んだ。

このままじゃ死ねないな、生きなきゃ。そう思ったのはあのフクロウのお陰なんだけど、それがなんだか憎たらしい。けどあのムカつく顔に感謝しないとな、これからも大好きなあの子と一緒にいら…

ほら話風ショートショート集。 ものかたり部の部員である女の子、ミュンが「ほら話」を繰り広げます。 なお、お話だけお聞きになりたいという方は、第一話からお読みください。

僕は夢が無かった。 小学生の時から夢が無くて、将来の夢という作文が書けなくて泣いたこともあった。 中学になり、夢の話はしなくなった。 皆あるのだろうか。料理人になりたいだとか、ア…

――大人になって気づく。自分はいつも、大人の知らぬ逢魔が時を歩んでいたんだと。 大人になる前の、ほんの数日の、在りし日の熱病の様な、少年少女の短い物語。 熱に伏す”私”は、枕元…

魔王の俺は、勇者に倒される日をただただ待ち続けていたんだ。 ……君に出会うまでは。 (この話はフィクションです。実在する団体、人物等とは関係はございません)

夢月七海さん主催自主企画「同題異話・二月号　　それでもこの冷えた手が」参加作品です。 手をつなぐたびに、彼は「冷え性なんだよ」と私に言っていた。 それでも私は、彼の手を温めるよ…