概要
一枚の付箋と、水性の名前ペン。それが俺たちの会話だった。
俺には、二歳年上の兄信也がいる。
でも血は繋がっていない。再婚した親の連れ子同士だからだ。
養子縁組していないから、法律上でさえ他人。
だけど俺には、信也しかいないんだ。
高校二年になった今、実家を出た俺は、信也の家に転がり込んで生活している。
これは、晶と信也の二人の兄弟が、食卓の伝言として使う一枚の付箋とペンのお話です。
でも血は繋がっていない。再婚した親の連れ子同士だからだ。
養子縁組していないから、法律上でさえ他人。
だけど俺には、信也しかいないんだ。
高校二年になった今、実家を出た俺は、信也の家に転がり込んで生活している。
これは、晶と信也の二人の兄弟が、食卓の伝言として使う一枚の付箋とペンのお話です。