「台」を含む小説

アメリカに長く住んでいた六十五歳の主人公は日本に帰国し、市民講座の教室で「男女の格差問題」をテーマに教えている。ある日、講座の教室に得体の知れない年寄りが現れた。彼は確かに「老人…

【掌編】時計台の前で待つ、カナとダイキ。 待ち合わせ時間はすでに過ぎていたのだが… ※さくっと読める恋愛短編です。 ※実験的な表記を使用しています。 ※？と思った時は「本小説の…

一寸先も見えない濃霧を、一台のタクシーが走る。中には、運転手と一人の少年がいた。 約３０００文字のショートショートストーリー。

レポートの締切に追われていて寝てない僕。 家に帰るとミニクーパーが一台止まって、ミズキが降りてきた。 そこから僕は海に連れて行かれたのだった。 ウサギノヴィッチ短編集「放送禁止」…

　その広場の演台に立つことは死を意味していた。 　演台に立てばなにか告白しなければならない。内容はなんでもよいのだが、たったひとつルールがある。その場にいる誰も知らないことを話…

東子と咲葉は春日台中学校・推理部のたった二人の部員。これは二人の最初と最後の謎解きのお話。全４話。

サラリーマンライフに疲れを感じる年台へと突入した男が、予期せぬ出来事から異世界へと転移せざるを得なくなった物語。そこに待っていた世界とは・・・ そして、その見知らぬ異世界で・・…

就職活動が思うようにうまくいかない僕。 ストレスのたまる毎日に耐え切れず、僕はある日家出してしまう。 降りしきる雨の中、僕が見つけたのはボロボロに錆びついた一台の自転車だった――

　世界に五台しか存在しない、人間を超える知能を持つとされる特Ａ級機械知性のうち三台が共同で開発した仮想世界【アル・セ・テワ】。 　その世界を現実の人々が体験するためのツールとして…

自主企画、告白死の世界観！ 以下ルールです！コピペ ■告白死の掟 　とある村の広場の真ん中にある演台に上がり、告白をして死ぬこと。 　掟１　演台に上がったものが降りるのは、死…

深夜0時、明日野大通りの時計台前に「時を超えるタクシー」が現れる──。 そんな噂を耳にした人々が、それぞれの思いを胸にタクシーを呼び止める。 オムニバス形式で描かれる、タクシー運…

　ジョン・エドワーズは朝一番の冷たい水で顔を洗う事が日課の男だった。 　その日の朝も朝一番の冷たい、まだ眠りたいと愚図る瞼を一瞬で聞き分けが良くなる冷たい水で顔を洗い朝の身支度を…

ミシンと洋傘と手術台 三題噺の自主企画参加作品です。 企画主の私の一つ目の作品です。

青瓢箪さま自主企画『ミシンと洋傘と手術台』三題噺　二万字以内のために書いた短編小説です。 同じタイトルで短歌もありますので、興味のある方はご一読ください。 イトシの家は繕い屋を…

青瓢箪さま自主企画『ミシンと洋傘と手術台』三題噺　二万字以内のために作った短歌です。 ひとつの歌に三つの要素を詰め込むのは無理があり、美しくないので（私の主観ですが）四つの短歌…

久しぶりに実家に帰ると、部屋が変わり、物はまとめて片付けられていた。確認していたら、小さい頃大好きだったぬいぐるみを発見。それはすっかり汚れていて、綺麗にしようと挑みます。 自…

　両親も友達も居ない孤独な少女だった小熊は、高校二年の時にスーパーカブという一台のバイクに出会った。 　スーパーカブによって広がった世界の中で数多くの人と知己を得た小熊は、高校三…

卓球において両者が１０点を獲得した時はデュースと呼ばれる。 相手に２点連続で得点することでそのセットを取ることができる。 この物語はその瞬間。約３メートルの台で戦う一人の男の…

. 物哀しい雰囲気の漂うゲームセンター。 その一角にある仄暗いアーケードゲームエリアに僕らはいた。 種類も豊富で数多くあるゲーム台は、誰もいない癖してデモプレイ画面を…

蛇が苦手な僕は、彼女と一緒に二年ごとに起こる火星大接近の姿を見るためキャンプに行った。 インドア派な彼女は、バーベキューでへべれけに酔って寝てしまう。 僕が一人で展望台に向かうと…