目から鱗の書き方でした。そうだよな、こうも書けるよね! と、読めば皆様思うことでしょう。ウェブ小説の特性を生かし、また横書きならではだと思いました。唯一無二な冬のひととき、ごちそうさまです。
まず、書き方が面白い。二人の主人公の言葉、心情を同時に見ることことができる。またルビを使い、音が近づき遠ざかる様子などを視覚的に表現している。そして、話が普通に面白い。表現の奇抜さに依存するのではなく、作者の持つ文章力があってこその作品。