実験小説「花火」
まきや
本小説の読み方
実験的な小説の為、最初に本小説の読み方を簡単に説明します。
①小説内にナレーター的な情景描写はほぼなく、登場人物の心理描写や台詞の説明で、物語は進みます。
②小説内の「一行(プラス空白改行)」の文章は、「主人公の二人が
例)
――――――――――――――――
また救急車が通り過ぎていく。
もう何度目かわからない。
…
――――――――――――――――
解説)
ダイキとカナは、ふたりともその場にいて、同じ救急車の音を聞いています。
「もう何度目かわからない」と、心の中で同じ思いを抱いています。
「…」二人とも同じ様に沈黙しています。
――――――――――――――――
③小説内の「二行」の文章は、主人公の二人が
例)
――――――――――――――――
ふぅと吐くため息、何度目かな。
ため息ばっか、何度目だろ。
ダイキのやつ。
カナのやつ。
――――――――――――――――
解説)
カナ 「ふぅと吐くため息、何度目かな。」と思っています。
ダイキ「ため息ばっか、何度目だろ。」と思っています。
カナ 「ダイキのやつ。」と思っています。
ダイキ「カナのやつ。」と思っています。
――――――――――――――――
④③の時の順番は、必ず「カナ→ダイキ」の順になります。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます