「ピアノ」を含む小説

──君が僕にくれる言葉はいつでも、 砂糖菓子みたいに甘くて優しい── ピアノ以外、なんの取り柄も見出だせない。 地味で目立たない、つまらない自分が嫌い。 …

キャッチコピーに書いた通り、ピアノを弾く尼僧さんのお話です。 観音講で習ってきたことをちょっと入れてみました。

クラシックのライブというと、ほかの音楽に対して地味な存在と思われがちですが、実はこういう葛藤のもあるのです。 音楽ライブのお話という企画に書き下ろしました。 ライブ自体の描写は少…

ピアノの声が聞こえる主人公。 彼女は自由を求めて今日も音を弾ませる。

大好きだったピアノをある理由で辞めた高校生の充夏は、抑揚のない平和な日常を過ごしていた。心の奥底に刺さった小さな《棘》の痛みを鈍く感じながら。 そんな中、従弟の翔太を預かること…

片平智子35才 既婚。 大手食品会社開発チーフで 旦那は同じ会社社長の息子 家は都内一等地の高級マンションで なに不自由なく暮らしている これが世間から見た昼間の私。 けれ…

ピアノが大好きな高校2年生の藤井桜は幼なじみの横山健斗と6年ぶりに再会する。 幼い頃からピアノの才能に溢れ、数々のコンクールで優勝してきた彼だが、再開した今ではピアノを止めてしま…

その日は朝から雨が降っていた。 記憶の糸をたどるように弾くピアノに、思わず足をとめた。

交通事故で初恋の女の子を失った天才ピアニスト、月城純。 その悲しみから純はピアノを弾くことができなくなる。しかし5年後のある日、梨恵という不思議な女性に出会った。 　周りには…

同題異話SR－Oct.－『愁いを知らぬ鳥のうた』参加作に、続きを書きました。 2019年10月11日に完結済みの『白百合の病』 その間奏曲と前奏曲と譚詩曲。

不思議な出会いと、不思議な別れ。 「笑顔」と「桜」をテーマにした、黒い猫と、白い桜と、黒いピアノのお話。

主人公が、ベートーヴェン作曲の『ピアノソナタ第２３番』を弾きます。

静寂に包まれた空間。演奏者はただ一人。それを見守る数百の観客。主人公長澤悠人もその一人として、幼馴染の高坂麻里に連れてこられてその場に居合わせていた。ピアノなんてものに興味のない…

石屋到（いたる）は恋をした。 第二校舎の音楽家室かから、聞こえてくるピアノの音をきっかけに出会った美少女に恋をした。 二人を結びつけたのは音楽だったが、曲名がわからなかった。わ…

透明とは、永久に閉じ込められた幸福の中にしか生きられない、標本化された繊弱な生命体なのか。 それとも、未来に拓かれる幸福を信じて生きる、発展と変化を怖れない強固な人間性の保持なの…

あがり症の清水こむぎと、古文や落語にしか興味のない浅見まりあ。音読出来ないこむぎは、いつも俯いていた。 ある日、まりあが音楽室の前を通ると、こむぎが突き刺すような、仔犬のワルツを…

モーツァルトのソナタ11番を聞いて思いついたお話です。 あの曲はピアノだけでなく、いろんな楽器でカバーできますよね。 そのあたりを、ちょっと探ってみました。

孤独な僕に起こる"変化"を描いた話。

久しぶりに音楽譚です。このお話は、ベートーベンのバガテルを聞いて、書いてみようと思ったものです。もし、興味のおありでしたら、ベートーベンのバガテルを聞いてみてください。