ピアノレッスン

増田朋美

ピアノレッスン

今日は、春らしい暖かい日だった。のんびりして、春空の下を歩きたいような、そんな日だった。とはいっても、みんな営業自粛とか、そういうことばっかりで、今年は、どこにも出かけられない人ばっかりだったけど。

そういう日は、精神障碍者の場合は非常に苦痛になる。ただでさえ、つらい気持ちが続いているというのに、さらに、家族が一日中家にいるというストレスにさらされるというのだから、たまったものではない。その一人である、諸星正美もそんな一人だった。誰も、助けてはくれないことは知っている。自分でなんとかできはしないといけないということも知っている。でも、できないのだ。自分をコントロールして、他人に迷惑をかけないということが。

今日も彼女は、ちょっとしたテレビの映像が頭に入ってしまって、なぜかわからないけれど、癪に触ったのだろうか、それとも過剰に反応したのだろうか、死にたいと言って、家族の目の前で手首を切るという騒ぎを起こした。凶器は、台所にあったキッチンバサミだ。それで自分自身の手首を切る。痛みも何も感じない。感情を抑えられなかった自分を罰するためのものなんだから、痛みも何もない。ただ、けがをするまで、何回もはさみを手首に切りつける。家族が止めに入ると、それを殴りつけるような感じで振りほどく。もう自分を傷つけたくて、しかたないから、血が出るまで徹底的にやってしまいたい。そして、長くてふさふさした髪を振りほどいてぐちゃぐちゃにしてしまう。はさみでバッサリと切ってしまうようなことはしたくないが、洋服をびりびりに破って脱ぎ、さらに体を切りつけることまでやってしまう。

これを止めてくれるのは、衝動が起こりそうだと思ったときに、浴びるように飲んだ薬でしかない。世間ではこれをオーバードーズと呼んでいるが、それをすることによって頭がふらふらになり、やっと自傷行為をやめることができるようになった。それをすることによって、やっと彼女は落ち着いたが、顔も服装も何もかも、変わっていた。上着は破れているし、髪はぐちゃぐちゃ、腕は、傷だらけで目はうつろになる。ここになって初めて家族の声が聞ける。正美、もうそこまでにして、休んでらっしゃい。お母さんはいつもそういう。お父さんは、この馬鹿者が!と怒鳴ることもあるけれど、お母さんはそうではない。いつも落ち着くのを見届けて、そっと二階に行ったら、と声をかけてくれるのがお母さんであった。それが正しい対応なのか、そうでないのかは知らないが、諸星正美の家ではそういう風に対応してくれることになっている。それを甘えとかそういうことで片づけてしまう人のほうが多いのかもしれないが、彼女はいずれにしてもそうしなければだめなのだ。

この騒ぎを起こした日は、オーバードーズで回った薬の効き目により、眠ってしまうことができるのだが、翌日になると、ものすごい罪悪感で泣きたくなってしまうのである。なんで、私はこんな反応をしてしまうのだろうか。それよりも、死んだほうが良いのではないか、そういう風になってしまう。彼女は、自分のことが自分でできない。そうなると、最低の人間だなと思う。もしも願いが叶うなら、ここで死んでしまいたいと思う。でも、それを完遂できそうな道具もなにもなかった。長いロープもないし、落っこちてもよさそうな高いビルもない。結局彼女は、脱ぎ着の一苦労する着物を着て、包帯だらけの腕を隠して、外へ出てみることにした。いくら、外出自粛と言っても、こういう日は出た方がよかった。逆を家ば、お巡りさんに捕まって死刑になってもよかったのだ。誰かが、大勢の人に迷惑をかけるなら、自分をやれという。一人で迷惑をかけないで死ねというものもいる。では実際そういうことをやろうとすると、なぜ、皆とめに入ってくるのだろうか。私は、その通りにしているだけなのに。

と、彼女はそういうことを考えながら、家を出た。家族は、自分が出ていったことに気が付くかなとか、そういうことは一切考えなかった。

そういうわけで、彼女は、踏切のところに来た。本数は減ってしまったけれど、電車は走っているはずだ。ここで警報が鳴るのを待っていれば、電車が走ってきて、それに飛び込めば死ねるかな?そう考えて彼女は、踏切に向かって歩いた。もう私なんて、医療関係者でもないんだし、ここにいなくてもいい人間であることは疑いない。もう死んでしまう方が、世の中のためだ。

ふと、踏切のほうを見ると、そこにはすでに先客がいた。踏切の真ん中で、何も話さず呆然と立っている。服装は、パジャマとも、ジャージとも取れない格好をしている。髪は短く切っているが、雰囲気から見ると、男性ではなくて女性だった。靴は履いておらずはだしのまま、呆然と踏切の真ん中に立っていた。年は自分より年上だと思うけど、高齢者という感じではない。

すると、カンカンカンカンと警報が鳴りだした。遮断機がひとつづつしまっていく。正美は、自分が死ぬのはかまわないが、その女性はまた別なのではないかと思った。なので、急いで遮断機が下りた踏切に駆け寄り、その女性の腕を引っ張って、向こう岸へ出してしまった。ちょうど、彼女が、向こう岸へ到着したのと同時に、唸り声をあげて電車が走り去っていった。

「大丈夫ですか?特にけがはないですか?」

正美は、そんなことを言ってしまう。

「なんで邪魔するの!」

と彼女は、正美に言った。その言い方が、ちょっとろれつが回っていなくて、彼女は大量の薬を飲んでいることが、正美にもわかった。それに、精神系の薬を飲んでいると、よくあることだが、首が、やや右方向に傾いているし、目も、ちょっと上に上がっているような感じになっている。

「邪魔しないで死なせてよ!」

と、いった彼女だったが、正美が聞き取れたのはこの一文だけであった。すごい剣幕で、彼女は、正美に何かわからない声をあげて突っかかってきた。

「わかるわよ!あたしも同じだから!」

と、正美は、彼女の腕をつかんで、彼女を取り押さえた。

「あたしだって、死にたいわよ!あたしは、死んでもいいけれど、あなたはそこまでみじめではないでしょう!」

と言って、彼女のほっぺたを平手打ちした。

「あなたには、誰か、恋しい家族がいるはずでしょう!」

「そんなものいないわよ!」

と彼女も負けないくらいの声で怒鳴った。

「あたしは、もうこんなになっちゃったから、誰からも必要となんてされていないのよ!」

「そうなのね。」

と正美は、彼女に言った。

「あたしも、同じなのよ。生きていても損ばかりで何の得にもならない人間よ。」

自分は死んでもいいけれど、他人は逝ってはいけないのではないか。正美の頭の中にそんな思いが残っていた。

「あたしは、終わりになってもいいかもしれないけど、あなたは違うと思うわよ。」

そういうことを言っていると、この人を何とかしてやりたいという心理が、正美の中にわいてくる。

「あなた、どこから来たの?どこの家に住んでいるの?一人暮らし?」

と、正美は彼女に静かに聞いてみる。

「ええ、家はないのよ。どこにもないの。」

と答える彼女。そんな、人間には衣食住必要なものはあるだろうから、必ずそれが確保されているはずなのに、それがどこにもないというわけではないだろう。

「住所とか、連絡先は?」

と、正美が聞くと、彼女は、激しく首を振る。こういう場合、警察に保護してもらうのが一番だと思うけれど、正美は、それをする気にはなれなかった。この人は、悪いことをして、逃げているような人にはどうしても見えなかったからだ。

「お願い。あたしのことは、放っておいていいわ。ここで会ったことは忘れて、あたしをここに置いて、家に戻って。」

と、正美に言う彼女。正美は、それを放置する気にはなれなかった。でも、彼女の連絡先や住所を教えてもらわなければ、元の場所に連れ戻せないのも確かだ。それに、こんな踏切の近くで、二人で話し込んでいるなんて、もしかしたら怪しいものに見られてしまう気がしてしまう。こういう場合どうしたらいいのか、正美はよくわからなかったが、とりあえず、製鉄所に彼女を連れていくことにした。製鉄所のジョチさんなら、こういう人の扱いを知っているかもしれなかった。

と言っても、財布も何も用意していなかったから、歩いていくしかなかった。この踏切から製鉄所に行くとなると、二十分ほど歩かなければならなかったが、正美はそれでも歩いていくことにした。歩きながら、自分も不自由な境遇であることを、彼女に話して聞かせてあげたけれど、彼女はよそよそしい感じで、ぶっきらぼうにしか返事をしなかった。とりあえず、彼女の名前は、寺尾ということだけははっきりした。そこだけが、正美が聞きだした、唯一の情報だった。

二人は、ひどく疲れた顔をして、製鉄所に到着した。製鉄所も、あまり利用するものはいないのかと思ったら、結構な人が来ている。勉強している人や、お裁縫をする人もいる。正美が、すみませんと言って、製鉄所の中に入ると、利用者がどうしたのと応答する。この人は寺尾さんというのですが、踏み切りの前で、この人を見つけてきたんです、と説明すると、利用者たちは、理事長さんに相談した方がいいと言った。理事長さんは、今、出かけていると説明を受けて、それまで、中の食堂でお茶でも飲んだらどうですか、と利用者に言われて、二人は、、製鉄所の食堂へ入らせてもらった。

食堂へ向かって、歩いていくと、ピアノの音が聞こえてきた。ピアノを弾く人なんてそうはいないから、弾いているのは水穂さんとすぐに想像できた。今日は水穂さん具合がいいみたいですよ、と利用者たちは、そう説明した。

ピアノの音に反応したのは、正美だけではない。一緒にいた寺尾さんも、ピアノの音に反応したのだ。

「あ、これ、ベートーベンのバガテル、、、。」

と寺尾さんが言う。正美は、その曲を知っているのと聞くと、

「ええ、一度、弾いたことがあるわよ。ベートーベンのバガテル変ホ長調よね。」

と、寺尾さんは言うのだ。なんだ、何もないわけじゃないじゃない。と、正美は言って、彼女を水穂さんに会わせてあげたいと思った。それくらい、彼女にはあるものを、大げさに伝えてあげた方が、いいんだと思った。

「水穂さん。」

と、ふすまを開けると、ピアノの音がやんで、椅子から立ち上がる音がした。やはりピアノを弾いていたのは水穂さんだったのである。

「今日は、具合がいいんですか?ピアノをそうやって弾いているんですから。」

「ええ、まあ、簡単な曲ですけど、ちょっと弾いてみたい気になりまして。」

という水穂さんは、前よりもさらに痩せた、痛々しい感じだった。正美はちょっと心配だったが、それは言わないで置いた。

「すごいですね、グロトリアンのピアノ、、、。」

寺尾さんが、ピアノに書いてあるロゴを見て、そういうことを言う。

「あら、グロトリアンをご存じなんですか?」

水穂さんが聞くと、

「ええ、以前、親せきの家に、グロトリアンのピアノがあったんです。ピアノ教室をやっていた親せきがいて、その人が亡くなるまで、ちょっとピアノを習っていた時があって。」

と、寺尾さんは答えた。そうなると、かなりのマニアだなと正美は思った。グロトリアンなんて、めったに知られていない、ピアノのメーカーである。よほどピアノの

うまい人でなければ、購入しないブランドだからだ。

「ちょっと弾いてみませんか?」

正美は、にこやかに笑って、彼女に言ってみた。水穂さんもちょっと事情があるのだろうな、ということがわかってくれたらしい。どうぞ、と椅子を拭いて、ピアノを貸してくれた。

「同じ曲でもいいですか?全然うまくないんですけど。」

と、寺尾さんは言って、にこやかにベートーベンのバガテルを弾き始める。正美は水穂さんと一緒に、その演奏を聞いたが、結構な腕前であり、上手な演奏だ。ちゃんと十六分音符の粒もそろっている。

弾き終わると、正美は、寺尾さんに向かって拍手をした。

「なかなかいいじゃないですか。もう少し、強弱をつけて、弾いてみたら、もっと良い演奏になると思いますよ。」

水穂さんは、そういうことを言った。やっぱり、音楽の専門家である。そういうことが一発でわかるのだから。

「じゃあ、水穂さん、彼女にお手本を示してやって頂戴よ。」

正美が言うと、水穂さんは、いいですよと言って、よいしょと立ち上がり、ピアノを弾き始めた。やっぱりプロのピアニストだけあって、それらしい、演奏であった。演奏を終えると、寺尾さんは、もう一回聞いて下さいと言って、また同じように曲を弾き始める。水穂さんが、ここをもう少し大きくとか、このフレーズを、もう少し滑らかにとか、指示を出すと、彼女は一生懸命その通りにしようと試みる。

「まるでピアノレッスンだわ。彼女が、それを続けていれば、おかしくならないでも済んだかもしれない。」

というほど、二人のやり取りは真剣だった。もう一度通して弾いてみてくれと水穂さんが言うと、寺尾さんの演奏は、見事な演奏になった。それを弾き終えて、正美が拍手をしようとすると、隣に座っていた水穂さんが、激しくせき込んだ。急いで薬を飲ませなきゃと正美が戸惑って探していると、寺尾さんはすぐにピアノの椅子から降りて、水穂さんの背中をさすったり、たたいたりしてやっている。正美は、その間に、薬を準備することができ、すぐに飲ませてやることができたから、水穂さんの発作は比較的軽く、喀出した血液もさほど大量ではなくて済んだ。

「手伝ってくれてありがとう。それにしても、よく平気な顔でいられたわね。あんな現場に遭遇して。」

布団で眠っている水穂さんを観察しながら、正美は、寺尾さんにそういった。

「どうして、驚かずに平気でいられたの?」

「ああ、昔の映画とかよく見てたから、似たようなことをやってみただけよ。」

と、寺尾さんは言う。それで実行できたんなら、かなり頭のいい女性ということになりそうだが、寺尾さんは、それに気が付いていないのだろうか。

「でも、さっきの現場に遭遇しても驚かないでいられるのなら、あなた、介護とかそういう仕事にでもつけそうな気がするわ。」

正美がそういうと、

「どうかしらね。あたしは、ただのダメな人間よ。もう、高校を中退して、何年になるのかしら。」

と寺尾さんは言った。

「どうして、高校を辞めてしまったの?あたし、すぐに誰かに他言するようなことはしないから、教えてくれる?」

「ええ、ちょっといじめにあってしまって。いじめのきっかけはなんということでもないのかもしれないけど、あたしは、結構学校がつらくて。そのあと、通信制に通いなおそうかなとか思ったんだけど、そういう高校も、家の近所にはなかったし。色いろ、教育を受けなおすチャンスもあったんだけど、それに遭遇しても、自信はなくてやめてしまったわ。」

「そうねえ、、、。」

正美も覚えている。一度失敗してしまうと、負のスパイラルのような感じで、どんどん自信を無くして行く。そして大きなチャンスがあっても、自信がなくなって、どうしようもならなくなる。学校というのは、年を取ってみると大したことがないと分かるのに、若いうちは、人生の中で一番のターニングポイントになってしまうらしい。

「そうね。学校で失敗すると、二度と立ちあがれないわよね。」

正美も、彼女と同じことを言った。

「あたしも、もう病院しか居場所がないし、病院で、食事には不自由していないけど、それもつらいものね。病院で、一日中することがなくて、もうここにいろ、お前なんか世の中に対して、なんの役にも立たない人間なんだぞと突き付けられているようで、つらくてしょうがないわ。」

「そうね。あたしも似たような気持ちよ。あたしは、病院ではなく自宅にいるけど、どこにも行くところがなくて、やっぱりいるだけだもの。それが、どう変われるかということなら、変わることはないし。私の人生も一度で終わりなのよ。」

「本当は、あたしたち、こんな姿じゃなくて、もっと別な場所で会えたらよかったわね。」

正美と、寺尾さんは、そういうことを言いあった。

「こんなところではなくて、もっと役に立てそうな現場で会うことができれば、あたしたちは、もっと違っていたかもしれない。あなたとあたしは、ほら、自殺しようとしたこともあり、感性がすごく似ているじゃないの。今やっと、病院以外で、同じ感性を持っている人に会えて、すごくうれしいわ。ほんとは、こういう場所じゃなくて。」

寺尾さんは、正美を残念そうな顔で見た。

「きっと、病院というのは、あなたをよくしてくれるために、あるのよ。これからの生活を円滑にしていくためにね。よくなって、きっとあなたも、何か居場所が見つかると思うわ。」

正美は、彼女にそういって励ましたが、彼女は、ありがとうとだけしか言わなかった。

「そういうことを、思うことができたなんて、何年ぶりかしら。もう私は、世の中から捨てられた人にしか見えなかったわ。」

「今、気が付くことができたじゃないの。無事に退院して、よくなって、こっちに帰ってこれるまで、つらいかもしれないけど、一生懸命耐えて。」

正美が言い終わった直後、誰かの足音が聞こえてきた。二人の人物の音だ。一体誰の音だろう。

「そうですか、そういう人がいるんですか。このご時世、影浦先生も大変ですね。」

声を聞くと、ジョチさんの声だ。影浦先生と聞いて、寺尾さんの表情が変わってしまう。なんとも悲しい表情に。

四畳半のふすまが開いた。

「利用者さんから、僕のところに連絡がありましてね。着ているもののがらと、ベリーショートな髪形で、精神関係だと分かったそうです。で、僕が影浦先生に連絡したら、ちょうど、一人また病院から脱走したと言っていましたので。」

偶然というものは恐ろしいものだ。必然性がなくても、そうなってしまうときはそうなってしまうのだ。ジョチさんは、影浦先生を四畳半に入れた。

「やっぱりここでしたか、寺尾ゆかりさん。」

と、影浦先生は、静かに言った。

「病院へ戻りましょう。そしてもう、自殺のために、病院を抜け出すことはしないと、誓いを立ててくれますね。」

「一体どういう顛末だったんですか?」

ジョチさんが聞くと、影浦先生は、みんなで散歩に出た時に、プイっと逃げ出してしまったと答えた。

「そうでしたか、それは大変。まあ確かに、彼女のつらさもわかるんですけどね。もうちょっと、彼女が自分のことをわかるようにならないとね。」

ジョチさんは、悪気はないようだが、そういうことを言った。影浦先生も、そうですね、と言いながら、寺尾ゆかりさんの手を取った。

「本当に、お世話かけました。すみませんでした。」

と言って、影浦先生は、寺尾さんを立ち上がらせ、また精神病院に連れ返すために、四畳半を出るように促した。

「待って。」

さみしそうにしている正美に、寺尾さんは言った。

「最後に、眠っているかたに、久しぶりにピアノレッスンができてうれしかったとだけ伝えて。」


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ピアノレッスン 増田朋美 @masubuchi4996

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