Hazy moon night

──君が僕にくれる言葉はいつでも、

砂糖菓子みたいに甘くて優しい──



ピアノ以外、なんの取り柄も見出だせない。

地味で目立たない、つまらない自分が嫌い。

こんな自分を好きになってくれる人なんて、

どこにもいるわけがない…。



自分に自信のない少し卑屈な青年の

戸惑いだらけの不器用な初恋の相手は

かわいくて少し強引な年下の女の子でした。