「近江」を含む小説

由緒ある武具を間にはさみ、和室で対峙する二人の男。 上座は近江国の武将、浅川長政（あさかわ ながまさ）。向かいに座る男はその部下で後嶋賢豊（ごしま かねとよ）。 2人は微動だにせ…

『源氏物語』の近江の君を語り部とした短編です。『源氏』の魅力については、この物語を愛する読者それぞれに意見があると思いますが、私が感じる『源氏』の魅力のひとつは、藤壺の宮や紫の上…

◆雪原深優（ゆきはら・みゆ）は、昨年大学デビューに失敗していた。 新しく同好会に入ったら、いいことがあるかも知れないと思い、二年生だけれども入ってみる。 知り合った近江太陽（おう…

　天正11年、４月。羽柴秀吉の小姓・加藤清正は挙兵した織田信孝が籠もる岐阜城を目指していたが、大垣で足止めを食らっていた。 　妻を娶り、子どもの頃からの友が手弁当で仕えてくれてい…

突然の火事で故郷である里山を失った鳥天狗の少年は、零と名乗る人鬼に拾われ「睦樹」という名を与えられる。名前も火事の時の記憶もない少年は零の住処『隠れ家』に身を置くことに。そこは行…

寝返りと祈り　梗概　県昭政 「太閤が死んだ」喜んでいる男がいる。脇坂安治だ。朝鮮の釜山港から、海を見つめている。 太閤秀吉の命で淡路島水軍を率い、長年朝鮮の海で敵の水軍と戦ってき…

恋人と別れて傷心中の近江和葉(このえ かずは)は、ひとり深夜のバーで飲んだくれていた。 もう死んじゃったほうが楽なのかな……そんな、投げやりな言葉を拾ったロングヘアーの美人――桐…

地元では英雄であった少年、近江はまったく平凡な男である。 サークルの元先輩であり純朴純真華憐な乙女の花江先輩。 唯一の親友にして謎も多い、細波。 まるで仙人にしか見えない、通称…

　後の世に平将門を討ち果たす英雄・藤原秀郷は近江の唐橋に現れた大蛇の娘に誘われ、竜宮へ行く。竜王に頼まれた彼への依頼とは？　『俵藤太絵巻』に見られる英雄、藤原秀郷の英雄譚をアレン…

不思議な力を持ってしまった少年の江戸物ファンタジー 江戸時代、飛脚屋に丁稚に入った近江屋でしんた（心太）に起こる不可思議な物語

男子高校生桐島と友達の女子、近江と野田 三人の何気ない、変化の日。

ダメ息子、近江屋銀太郎。彼はある日、自分が真っ白な雲の上に寝ていることに気がついた。急な出来事にここはどこかと左往していると、菩薩が現れて銀太郎にいきなり死亡宣告をしてきたのであ…

天正3年（1575年）5月21日、近江国友から徴兵された百姓、敬三は硝煙と濃霧の中に「恐怖と絶望」を見る。

おいしいお手軽ご飯のお供に、不思議な着物の謎解きはいかが？ 新米家政婦として悉皆屋『鎌倉小町ろまんてぃーく』にやってきた近江寿葉。 だけど、この店が扱うのはちょっと変わった曰く…

江戸時代、飛脚屋に丁稚に入った近江屋でしんた（心太）に起こる不可思議な物語

江戸時代、飛脚屋に丁稚に入った近江屋でしんた（心太）に起こる不可思議な物語

太平洋戦争を舞台とした世界観の小説「戦艦近江（仮）」の外伝として本編と全く違ったコミカルで書いたのがこの「破天荒な司令官」シリーズになります。（ちなみに修正点が多いので「戦艦近江…

ケイコ　旧名鈴本恵子。最近、近江恵子に名字が変わった。二十一歳だが髪を赤く染めるレベルのギャル。特技はＳＮＳ。 シカオ　本名近江鹿男。特定の人の前でしか表情筋が動かないという、ち…

江戸小石川小日向にある道場「試衛館」の沖田宗次郎（後の総司）は十六才の天才剣士。 多摩へ出稽古へ行く途中、思いもかけぬ“もの”を拾った。 それは、世にも不思議な身の上をかたり、宗…

　羽柴秀吉の馬廻として仕える、大谷“平馬”吉継（幼名：紀之介）。 　天正十一年（1583年）三月、越前の柴田勝家が大軍を率いて近江国へ侵攻。柳ヶ瀬に布陣した。吉継も主君秀吉に従軍…