概要
裏切って四百年、つぐなって今一刻──不遜な狐と少年剣士の人助け
江戸小石川小日向にある道場「試衛館」の沖田宗次郎(後の総司)は十六才の天才剣士。
多摩へ出稽古へ行く途中、思いもかけぬ“もの”を拾った。
それは、世にも不思議な身の上をかたり、宗次郎へある願いを持ちかけた。
──吾は、安藤帯刀祥友。生まれは、宝徳三年。近江の国。
裏切って四百年、つぐなっていま一刻── 不遜な〈狐〉と沖田宗次郎の人助けが始まる!
ドタバタコメディ&ちょっとしんみり和風ファンタジー⁈
*史実を下敷きにしておりますが、史実通りではありません。歴史小説ではなく娯楽時代劇としてご笑納くださいませ。
多摩へ出稽古へ行く途中、思いもかけぬ“もの”を拾った。
それは、世にも不思議な身の上をかたり、宗次郎へある願いを持ちかけた。
──吾は、安藤帯刀祥友。生まれは、宝徳三年。近江の国。
裏切って四百年、つぐなっていま一刻── 不遜な〈狐〉と沖田宗次郎の人助けが始まる!
ドタバタコメディ&ちょっとしんみり和風ファンタジー⁈
*史実を下敷きにしておりますが、史実通りではありません。歴史小説ではなく娯楽時代劇としてご笑納くださいませ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!本作品を読むと、沖田総司は強さと優しさの同居した最高のキャラだと思う。
新撰組を題材に、こんなファンタジーも書けるんだなぁ。それが素直な感想です。
カクヨムで幾つか新撰組&ファンタジーの作品に巡り会いましたが、本作品は最も優しい部類です。ファンタジー要素を活劇強調の道具として使っていない点が長所です。
だったら、新撰組と組み合わせなくても。
そんな指摘も出そうですが、やっぱり沖田総司を外せないから、こう言う組合せです。結核で夭逝した彼だからこそ、儚い感じでいて、骨太の物語が似合うんだと思います。
実際は単なる殺人狂で、若くして死んだから善人にデフォルメされただけかもしれません。でも、こんな人物だったと想像すると、不思議と後世の人間は救われる気がする。そうさ…続きを読む