「現地男主人公」を含む小説

　スーリ九ヶ国。 　大陸中央部の乾燥地帯に広がる、東西南北を縦横に結ぶ交易路の一大中継地。 　そして、金と武力があれば法も善悪も覆る“剣と無法の世界”。 　当てのない旅を続ける…

ヒューマンの男、リクロウ・アーミテッジは、相棒であるエルフの女、ヴィヴィアンと共に今日も仕掛け(ラン)をこなしていた。 今日の仕掛け(ラン)はオークで構成されたバイカーギャングの…

転輪聖王リュンヌが、創造した精霊世界リテリュスには、たくさんの物語がある。そんな物語や伝承の収集に生涯を捧げた男がいた。ヴォラント・ナヴェル。彼は、子供の頃に、名前も知らない老人…

国王「勇者よ、魔王を討て！」勇者「……いえ、“対話”の余地はないのですか？」 【剣も魔法も平凡な青年が、“論理”ひとつで世界に挑む――】 神託により勇者に選ばれた青年アルガス…

── 守ることしかできない自分に、価値はあるのか？ 　魔導技術《マギアテック》が急速に進化する時代。 　ロックは仲間を守る「守護騎士」として、深淵《アビス》の探索に身を投じてい…

これは、さむいさむい冬の国の物語。つめたい鋼と、あつい命の物語。 帝国の錬金術によって生み出され、人間を殺すことだけを目的とする鋼の化け物、鉄血騎士。 北の最果ての小国、ファ…

冒険者の集う街、ハルラック。 大通りから少し外れた卓越風通りに、そのバーはひっそりと佇んでいる。 白の薄氷亭。 冒険者ギルドを兼ねたバーは、少し風変わりな依頼をも請け負ってい…

　唐突にギルドマスターから宣言される言葉。 「今すぐにこのギルドから去れ。俺の前に二度と顔を出さないように国も出て行け」 　理解出来ない言葉だったが有無を言わせぬマスターに従…

　とあるところ、魔筆《マギアクイル》と呼ばれる魔法の羽ペンが使われる世界。 　10歳になると渡される魔筆だが、孤児院育ちのレオは15歳になっても一向に使いこなせなかった。 　偉大…

ギフト〝人形支配〟を持つマリオ(17)は、人形を操って戦う人形使い。 彼は勇者パーティーで魔王討伐を目指していたが、戦闘用の人形が壊れたことを理由に、勇者にクビを宣告されてしまう…

『勇者ファネルの寿命がそろそろやばい。あいつだけ人族だから当たり前だったんだが』 　世界を(四分の一だけ)救った五英雄のひとり――人族の勇者ファネルの寿命は尽きかけていた。 　そ…

この世界では、12歳になると“ギフト”と呼ばれる特別な力を授かる。しかし、それは力と引き換えに代償を支払う運命をも伴う。少年はその日、生き物の力を取り込み肉体を変質させるギフト“…

「死は再生の礎である」――その教義の下に繁栄するロスリエス教国。 枢機卿団を率いる青年・シードは、絶対権力を握る教皇の息子として、幼い頃から感情を捨て、「教国の剣」として敵を粛清…

「命の恩人に再会するために努力してたら学園の噂になってるらしい」 末端貴族の三男ハイド・ミスティコは幼少期に誘拐され、『通りすがりのおじさん』に助けられた経験があった。命の恩人…

ロートは没落しきった伯爵家の後継者。 ある夏の日に、彼の住居へ押しかけてきたのは王立高等学校のクラスメイトのアミティだった。 「ロートくん！　 とりあえず、これに署名と捺印をお…

『大きくなったら一緒に騎士になろう』 少年レグスは、幼馴染のラフィアと誓い合った。 だが、いざ儀式を迎えると、レグスが授かったのは最底辺にも満たないハズレ武器。 対照的に、ラフ…

「神の料理人」とは、食した者に魔力を与える皿の作り手。 かつて絶対君主に仕えた料理人は、絶望と共に霊山へ身を隠した。だが十数年後、傷心を癒す料理人の元へ、前主の王子が姿を現す。…

家を焼かれ、えん罪によって故郷を追放された少年、エミル。 村で落ちこぼれだった彼には、誰も並ぶ者のいない圧倒的な魔力が秘められており……。 これは最強の魔力とまっすぐな心を…

貴族の家に生まれ育ち、士官学校へ進んだジャック。 同期と共に、卒業前最後の実施訓練時へ向かった先で、予定外の事態が起こる。 ※本作品は、長編作品「リンデル王室史話」の「幕間　ジャ…

【一言あらすじ】 　絵描きの祖父がスケッチに描いた空想上の魔物たちが暴れ出したので、遺品の中にある画集の知識を使ってモンスター娘たちと事件を解決していくストーリー。 【本格あら…