概要
世界を(四分の一だけ)救った五英雄のひとり――人族の勇者ファネルの寿命は尽きかけていた。
その身代わりとして、地球という名の異世界から新たな『生け贄』に選ばれた日本出身ニートの京野太郎。
その世界は七十年前、世界の希望・五英雄と昏き世界から来た神との戦いの際、辛くも昏き世界から来た神を倒したが、世界の核を破壊され四分の一を残して崩壊。
残された世界を守るため五英雄は結界を張り、結界を維持するためにそれぞれが結界の礎となった。
そして七十年後の今。
結界の新たな礎とされるべく連れて来られた日本のニート京野太郎。
そんな太郎のニート生活はどうなってしまう?
というお話なんですが、主人公は五英雄
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!死ぬまでゴロゴロしておきたい! 生贄ニートの生活ははたして?
『我が子ヴァンへ
そろそろ勇者ファネルの寿命がやばい。だから代わりに異世界から生贄攫ってきた』
父親にして英雄ブラムから、生贄こと京野太郎(タロウ)とセットでそんなメモを託されたヴァン(しかも本人と一緒に読んでしまう)。
「俺、生け贄にされて死ぬんすか?」
震えるタロウに、そんなことないよと言ってやりたいヴァンだったが、このままだとこの世界が崩壊してしまう。
だが懇切丁寧にこの世界の仕組みと結界についての説明すると、タロウは喜ぶ。
「結界の維持のために引きこもっていればいいんすね!? 良いやん良いやん! 生け贄どんとこい!」
彼は六畳の1Kに引きこもってた系ニートだった。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「えっ生贄!?」大丈夫、ほのぼのファンタジーですよ
キャッチコピー「かつてこれほど前向きに生け贄になろうとする人がいたでしょうか」に惹かれて拝読し始めました。
世界を守るための結界を張っていた五英雄、その内の一人【人族の勇者ファネル】の寿命が尽きかけている。その代わりに連れてこられたのは、日本人の京野太郎!
何という事でしょう。太郎は右も左も分からない異世界を守るための、生贄として突然連れて来られてしまったのです。結界の礎になれば、結界を維持できる範囲から出られなくなってしまう。なんてこった、太郎の運命や如何に!?
でも、ご安心ください。この京野太郎はプロのニート!
衣住職が保障されていて、死ぬまでゴロゴロできる環境なんて願っ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!現地主人公と異世界転移者の掛け合いが面白くて、癒されます!
かつて世界を救った英雄のうちの一人、勇者ファネルの寿命が尽きかけている。
世界を守る結界を維持するためには、異世界から誰かを召喚するしかない――。
そうして召喚されたのが、日本でニート生活を送っていた、タロウでした。
結界の維持のためには、指定された屋敷の中で過ごさなくてはならず、好きなところへ出歩けなくなるのですが、衣食住の保証付き公認引きこもり生活ができると聞いて、タロウは大喜び!
けど、主人公ヴァンさんは、すすんで生け贄になりたがるタロウのことがさっぱり理解できない様子(まあそりゃそうですよね笑)
素直で明るいタロウの人柄と、真面目で親切なヴァンの、ちょっと不思議な異文化交流は、読…続きを読む - ★★★ Excellent!!!世界の崩壊を食い止めるのは、食事が菓子パン2個の引きこもりニート!
ニートのタロウが異世界へと連れ去られて世界の崩壊を食い止める人柱にされようとしています。
元々日本で引きこもりニートをしていただけあり、人柱になることにはためらいがありません。その変わりとして世界の崩壊を食い止める結界を張るのに必要な魔力がまったくないのでした。
そこで案内役としてダンピールのヴァンがタロウを率いて旅を始めます。
徐々に旅の仲間が増えていきますが、世界を崩壊させようとする者たちも現れました!
果たして、ヴァンとタロウは世界の崩壊を食い止める力を手に入れるのでしょうか。
物語がテンポよく進むため、今から読み始めても楽しく面白く読めて連載に追いつけると思います。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!異世界召喚されたニートの役目は、世界を守る結界の礎になること
五英雄の結界によって保たれている世界。
しかし70年の時が経ち、英雄の一人に寿命が迫っていた。
残りの英雄が代わりの人物として地球から一人のニートを召喚した!
ニートは無事、役目を果たせるのか!?
まず召喚されたニートのタロウ氏が素直な人柄で好感が持てます!
主人公はタロウではなく異世界人のほう。五英雄の息子で、タロウをサポートする人物なのですが、彼も普通にいい人。
作者様らしいほのぼのとした空気感の中、物語は笑いを交えて楽しく進行します。
でも召喚されたタロウ、召喚時に最強スキルを授かった、みたいなことは一切なく、
現在の8話でもまだ、自分の魔力を感じられないという状態。
ここから英雄…続きを読む