茅野　明空（かやの　めあ）

万華鏡という懐かしい言葉に惹かれて読み始めた作品。 自活力のない天才小説家が女中のあやめに語って聞かせる、鬼と人との物語。 その物語が、本当に万華鏡を覗いたときのように、色彩豊かに…続きを読む

冒頭を読んですぐに、これは凄まじい作品に出会ってしまったなぁと思いました。え、これ書籍化されてないの？マジで？と確認したくらい。笑 白い玉様を崇めまつるその邑で、主人公の少年は鬱…続きを読む

最初は学園を舞台にしたバトルものかと思っていましたが、第二章以降からガラッと話の雰囲気が変わります。 それこそ、ドラマになりそうな人情系探偵もののお話が何話か続きます。私は二章以降…続きを読む

まず、代筆屋という題名に惹かれて読み始めたのですが、主人公とヒロインのキャラがとても生き生きしていてあっという間にこの作品に魅了されていました。 “死”をテーマにしている作品だと感…続きを読む

冒頭、殺伐とした戦場の描写にハッとさせられました。 よくある戦争ものの雰囲気ではなく、リアルな戦場を肌で感じました。想像だけではなく、しっかりした知識に裏付けされた描写であると感じ…続きを読む

ある理由で料理が嫌いになってしまった主人公百合子と、料理への（パスタへの？）情熱が溢れ出しているお隣さん、萱代さんの出会いから、話は展開していきます。 作者の料理描写がうますぎてま…続きを読む

骨太な世界観が感じられる西洋ファンタジーです。高い文章力と表現力があり、気づくとあっという間に読み進めていました。 今の異世界ファンタジーでは、魔法も剣もありふれたように感じられる…続きを読む

私は恋愛小説が苦手でしたが、このお話にはとても惹かれました。人間の心の歪み、機微、複雑な感情を描いているからだと思います。 なおかつ、巧みで落ち着いた文章なのに設定が突飛なのと、突…続きを読む

日露戦争。歴史の教科書に数行でしか載っていないこの出来事を、私はどこか御伽話のような現実味のなさで受け止めていました。 それが、この小説を読んでぐっと身近に、胸に迫ってきました。 …続きを読む

交易商人のリアムがある女性に出会うことで、話は展開していきます。 このリアム、めちゃくちゃかっこいいです。渋いおじさま好きな私にはたまりません笑 紳士だし、料理できるし、何より強い…続きを読む

不思議な依頼を請け負う「八咫超常現象研究所」で起こる、一風変わった事件の数々。主人公の湊景虎を筆頭に、研究所の一癖も二癖もあるメンバーがその事件を解決しようと奮闘します。 ホラーあ…続きを読む

読み始めたら、止まらなかったです。 文章の巧みさもさることながら、心理描写がうますぎます。情景も、映画のように浮かんできます。本当に歌舞伎か映画を見終えたような心地でした。 最後は…続きを読む

スーツを着て吸血鬼達と戦う主人公達がとにかく格好いいです！ 武器の名前や、それぞれの戦闘スタイルなどにもこだわりが詰まっているなと思うのですが、一番作者の想いが詰まってるのはセリフ…続きを読む

日常の世界と、妖界、鬼界の世界が入り乱れ、引き込まれます。 コミカルな友達の同士の掛け合いがあるかと思えば、ちょっと学校の怪談のような不気味な雰囲気が漂うシーンもあり、書き分けがと…続きを読む

幽霊船、幽霊海賊団、待ち受ける大冒険、ワクワクするワードが溢れています！ 昔読み漁っていた冒険小説たち、あの頃の心躍る気持ちを懐かしく思い出しました。 主人公マルロをとりまく、賑や…続きを読む