「昭和 明治」を含む小説

時は昭和の初め。横浜の大店《おおだな》、大沢に店《店》付きの女中として奉公に上がった娘がいた……。

車が普及する前の明治時代から現代の日本に来た男の話です。 突然現代の東京にいて困ってたら休日をエンジョイしてるOLに拾われて…という状況です。 大正昭和初期辺りの文体を真似て…

このお話は、私の祖母の自分史です。 ２０１１年に伯父が自費出版したものを、こちらに掲載させております。 凛として物静かな祖母だったが、 激動の時代を、家族を守りながら…

時は、戦国・・・ 幼馴染の弥助・太一・茂作の３人は、山賊に遭い、命を落とした。 不憫に思った村人が建立した石仏に、３人の魂は宿り・・・ 異世界・召喚・転移 etc… 元々、フ…

九州地方には河童伝説があちこちに蔓延っている。 そんな河童たちをまとめる総帥、海御前（あまごぜ）という妖怪が北九州市門司区に棲まうという―― 都心から離れた場所にひっそりと店…

※5～6年前、古書ないし古書店を題材にした小説を募集していたどこかの出版社の企画のために書いた作品（ちなみに結果は選外）です。 　自他共に認める本の虫である高校二年生の「僕」。特…

歴史のダイナミックスを紹介するエッセイ。 江戸時代から明治、大正、昭和と移り行く時の中で、名古屋の遊郭はどのように変わっていったのか？

「私は呪われている」 　そう書き置きを残し、ある日突然恋人の香沙音は消えた。残された妊娠検査薬は陽性。ネットの検索記録には「自殺」。 　香沙音を捜すうちに明らかになる、陰織一族に…

街中の日常生活に残る『江戸情緒』、『明治ルネサンス』、『大正ロマン』、『昭和ノスタルジー』を求めて、あちこちを歩きます。

　かつて青森市でおこったありえない事件、または青森市出身者たちが織り成す出来事。 それらをまとめた一作である。明治時代から昭和初期まで。 　主だった出典 〇青森市史　第六巻…

有賀志野の生涯を記した物語。「花の蕾は何時しか咲き誇り、数多くの蕾を作る種となる。」師と出会い縁の中から弧としての自分を探る志野の生涯は！

コンクリートを使った構造物の歴史は、近代明治以降のことになるが、多く用いられるようになるのは、昭和に入って建築資材としてのセメントの価格が安くなってきてからだ。 中でも鉄筋鉄骨コ…

　物語の舞台は昭和九年の日本。 　京都の旧制第三高等学校の学生蕗屋清一郎は、伯母から呼び出されて、関東山地のただ中にある葛瀬村へと向かった。しかしなぜか伯母たちは彼を呼び寄せた事…

日本における時代、弥生、飛鳥、奈良、平安、鎌倉、室町、戦国、安土桃山、江戸、明治、大正、昭和、平成の13時代に死んだ偉人達が13の国に別れ戦争が行われていた。そこに新しく2人の…

時は明治の末。 山中にある奥谷の集落では田植えの時期を迎えていた。 地主の息子である市兵衛は自分の思い通りにするために、とある決断をした。 弟を殺す決断である。 宮沢賢治の『…

いつか物書きとして生きていくことを夢見ながら、華々しい活躍もできぬまま医者に告げられたのは不治の病、肺結核であった。失意の中、かつての級友を頼んで静岡のサナトリウムへと入居した『…

美術大学映像学科の二回生、一条光也は「古書探」というサークルに所属していた。少し癖の強い先輩や幽霊部員に囲まれる日々は快適とは言いづらくも刺激があった。ある日、サークル活動のため…

　昭和の当時、田舎町の小学生だった津川雄作（つがわ ゆうさく）は、禁足地の山で水面（みなも）と名乗る少女と出会う。二人は次第に打ち解けていき、水面は自分が明治初期に水神の捧げもの…