コンニャク閻魔に、子ども時代を過ごした元江戸っ子は懐かしさに叫び声を上げてしまいました。コンニャク閻魔の近くにあった佃煮屋さん、老夫婦が営んでいた小さな焼き鳥屋さん。薄らとしていた記憶が蘇って来ました。他にも見返り坂、面影橋など、知った名前が出てきて、ノスタルジックな気分になりました。(もしも可能なら、段落ごとに字下げをして頂けると、もっと読みやすくなりのですが。ご検討して頂けると嬉しく思います)
東京の雑学詰め合わせもの。私も東京が好きで、個人的に色々調べ小説の舞台にしていますが、ここに書かれているものは私の知らないものばかりでした。というよりも、私とは全く違う方向に知識のベクトルが向いているため、私としては大変勉強になる内容でした。東京に興味がある方、この作品で歴史を掘り下げながら知識を吸収してみてはいかがでしょうか。