概要
大阪城天守閣は未登記物件?
コンクリートを使った構造物の歴史は、近代明治以降のことになるが、多く用いられるようになるのは、昭和に入って建築資材としてのセメントの価格が安くなってきてからだ。
中でも鉄筋鉄骨コンクリート造りは日本で生まれた工法であるが、現存する鉄筋鉄骨コンクリートの建物として最古のものは、意外にも大阪城天守閣だった!
中でも鉄筋鉄骨コンクリート造りは日本で生まれた工法であるが、現存する鉄筋鉄骨コンクリートの建物として最古のものは、意外にも大阪城天守閣だった!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!日本最古のSRC造の建造物が◯◯とは!
タイトルの構造物が何なのか?は作品紹介文に記載されていますが、その回答が分かったとしても、本編を読む価値が有ります。
その構造物に関する薀蓄が面白い! コンクリートに関する薀蓄も面白いです。
なお、鉄筋コンクリート造と鉄筋鉄骨コンクリート造を区別して読み進めないと、作者の真意を誤解します。鉄筋鉄骨コンクリートは、鉄筋の他に、断面がHの形をした鋼材に代表される骨太の鋼材をも構造体に組み込んだ工法です。そのまま本作品の雑学を得意気に披露すると、危険です。
作者は本当に構造物に関する薀蓄を豊富にお持ちです。他のエッセイも大変興味深く読ませてもらっています。
星の数は、短編にはMAX2つが信条だから…続きを読む