「誰 君」を含む小説

病弱な少女『神影 秋夜（みかげ あきよ）』。 彼女には、見えない物が見えてしまう特殊な体質。 何処からともなく、儚げな桜の木が気になってしまい。 今宵も、庭にある桜を眺めて…

＊＊この物語は、あなたの知っている神話とかなり異なる点があります。ご了承のほどよろしくお願いします＊＊ 「そ、その白いの何ですか？」「え？ これ？ ああ、羽だよ」。ちょっぴり貧…

ヒトの変態……ちなみにこの【変態】とは君ら読者の大多数が考える変態ではなく昆虫等の形態が変わることを指す【変態】である。 「人間というものは愚かであるため絶滅するのが正しい」 …

目覚めたら、自分が誰なのかわからなくなっていた。 妻と娘。たしかに愛しいと思うのに。 君とどうやって出会ったのか。そして俺はいったい何者なのか。 雨に降り籠められながら俺は考えて…

少年、咲間曜は何が起きたのか理解できなかった。 何故両親は亡くなったのか。理解することができなかった。 絶望を抱え込んだ曜が出会うのは、命と寄り添う少年、泉悠。 彼は不敵に微笑…

矢形宏樹。高校三年生。 休日に出会った少女は、いったい誰だったのだろう。 あれから二年後、再び渋谷を訪れて見たのは。 KAC2023の応募連作シリーズ、７本目の最終話です。 ス…

私よりも価値のある人はいくらでもいる。 彼女もその一人だった。 私がいつも暗い顔をする代わりに、彼女は元気にふるまっていた。 私にとっての光だった。 現実とはいつも非常であるこ…

誰にも、気づかれず、僕はひっそりと生きてきた筈だった。地味な仕事。僕の行き先で、“7”に絡む番地や電話番号、携帯番号で、奇怪な殺人事件が起きる。そこには、紗羅。君が居て・・・

ここは静岡県沼津市。お茶農家・香爽園《こうそうえん》の跡取り夫婦、向日葵と椿は仲良しバカップル。結婚2年目の二人の日常はゆったり穏やかで時々ほろり。二人の平和な日々はまだまだ続く…

　僕、鍵穴くんはやっと令斗君に出会えたのに、その令斗君はまるで塩対応！　もっと運命的なものを感じて手厚く振舞ってくれてもいいんじゃないの？　まったくもう！ 　と、鍵穴くんは誰も…

極東地域の一国、"陽朱（ようしゅ）"の警察官であった大峰乾（おおみね・いぬい）は、先輩とともに解決に向け動いていた事件にて、化け物のように変質した容疑者の手により致命傷を負う。そ…

廃屋のような無人駅で目が覚めた。どうしてか隣には先輩がいた。降りしきる雨の音を聞きながら、帰れないままいつものように益体もない雑談をする二人。帰らないのか帰れないのか、帰したくな…

【短編】【KAC20235】【お題：筋肉】 「マッチョリーナ、今日限りを持って君との婚約を破棄させてもらう！」 一七歳の誕生日パーティで、マッチョリーナ・ロストヴェインは、ライネ…

KAC20234参加作品 お題『深夜の散歩で起きた出来事』 ※私の不手際で、頂いたコメント及びハートを消してしまいました。本当にすいません。なので星があるのに、ハートが無い…

　この男、とんでもない可能性を秘めている大人物なのに誰にも見つけて貰っていない――と思っている。 　その証拠に今まで経験したアルバイトは何か自分に合わない気がして、全部三か月で…

飲み会の帰り道、縁結びで有名な神社の近くを歩いていたら絵馬を拾った。 願い事は書かれておらず、表には美しい女性が写実的に描かれていた。 彼女はどこの誰だろう。 絵姿に恋焦がれる…

夏休み直前に片思いの相手に振られた女子高生が、気持ちを吐き出そうと海辺に行くとそこで一人の青年と出会い徐々に仲良くなって行くが……。

【第二キャッチコピー】 　うんうん、君ってすごいね！　（……あぁ、とっとと死ねばいいのに。） 【あらすじ】 　学年の聖女的存在。そう問いかければ帰ってくる答えは様々かもしれない…

　それがどれだけ酷いことかを、僕はわかっていた。そのはずなのに、僕は君の気持ちを読まなかった。

【あらすじ】 　私学文系の雄と評される一方、多彩なサークルの存在することで知られる九隅大学。浪人の末にこの大学の学生となった三摩律は、「巣ごもり」ですっかり弛んでしまった身体を鍛…