「忘れ」を含む小説

ジャパリパーク中を旅したかばんとサーバル。 二人の旅は、サーバルの寿命という避けがたい事態によって突然終わってしまう。 サーバルがいない世界で、かばんは島の長になり一人で生きてい…

魔界から落とされた人外の者たちが働くレストラン “Trick or Treat” が舞台となるTwilight Alley（黄昏の路地）シリーズ。 今作はそのシリーズの一編とし…

昭和20年8月、戦争は終わりを告げた。 けれど戦地へと赴いた自分の想う人は戻る事はなく、戦地で病死したと聞かされた。 「貴方を待っています」 一言告げた言葉を忘れた事はない。 今…

小学校六年生の時のかたおもいの相手。 二十年後の同窓会で再会する。 現在シングルマザー。あの頃の想いが蘇る。 ありきたりの日々の中、再びつのる同級生への想い。 この作品は…

アリ好きのミナミコアリクイとシロアリ好きのアードウルフ。気の合う二人は時間も忘れ……

自分の好きな曲での妄想です。 長い小説にもして見たいですが初めてなので短編にしました。

平凡で退屈な日常に生きる僕。だけど、桜が満開のこの季節になると、どうにも落ち着かなくなってしまう。原因はきっと幼い頃に過ごした、あの懐かしい思い出の場所にあるに違いない。どうして…

霧が立ち込める機械仕掛けの世界で一体僕らは何を忘れてしまったのだろう。 大切な人、曖昧な記憶、大切な約束、大切な物。 何もかも曖昧な世界で何か思い出さなくちゃ 見つけなくちゃ… …

「前向性健忘」 　記憶障害の１種で、発症した時点から先の記憶を覚えられない症状。起きた事、喋った事、思った事全てが覚えられない。つまり、その後追想が出来ない。 　 　魔王との激…

私には、前世の記憶がある。 「いつか、また会おう。この丘で」 それは、綺麗な丘の上で交わした、銀髪の少女との約束の記憶。 脳裏には彼女の記憶がしっかり残っている。 私、桜木優は今…

　私の祖母は認知症です。今ではもう私のことを誰なのかしっかりと理解していません。名前や家族である事すら忘れている日もあります。 　私はずっと祖母のことが大好きでした。だから今の現…

「お久しぶりね、八尺さん」 　さびれたバス停でバスを待つ亜沙子。彼女のとなりには、都市伝説で有名な八尺様が立っていた。彼女を“八尺さん”と呼び慕う亜沙子は、真夏のバス停でささや…

新潟市江南区（旧横越村）出身の民俗学者、小林存（ながろう。1877-1961）さんの人生を、自分なりにまとめてみました。 同郷の偉人とちょっと比較してみたり、私なりの存さん像、こ…

魔力に満ちた世界≪アースガルド≫。 長い年月と平和によりかつて隆盛を極めた青魔法は忘却の彼方に追いやられた。 そして現在、一人の少女が辺境の町イスタリアに現れた。 滅びたはず…

みなさんは、初めて自分のスマートフォンを手にした時を覚えていますか？ 自分専用の回線を持てた喜びと、小さな端末がネットに繋がって何でもできそうな全能感は、忘れられないと思います…

春は、忘れられない記憶を人々の心に残していく。 それはかけがえのない大切な人との出逢いだったり、それぞれの夢へと向かっていくための別れだったり。 でも、そんな温かくてきれいなエピ…

　忘れるという作業は私にとって実に容易で難しい。今もぼんやりと書棚の前に立っているが、一体どの本を探しに来たのか思い出せない。それにも関わらず、隣の寝室から聞こえてくるモルダウの…

　盗賊に襲われ行方不明になった恋人を探すために、グロウは故郷の北の街を出て日雇いの仕事をこなしながら国中を旅していた。 　手掛かりを探す旅をはじめて三年が経つ頃に辿り着いた港の街…

博士と助手は一度食べた料理の味が忘れられなかった。 けれど、ヒグマはハンターとしてあちこち転々。 かばんは海の外へと旅立っていった。 そんな中、ついに耐え切れなくなった二人は料理…

巨大セルリアンに食べられてしまったカバンちゃん。みんなが戦っている間カバンちゃんは何を思っていたのか。さぁ、一緒に記憶のない期間を取り戻していきましょう。※本作品は『けものフレン…