桜が魅せた幻想はもう一つの真実かもしれない。しかしそれは泡沫のように儚く消え去ってしまうもの。言葉選びが巧みで食い入るように読んでいました。
作者名と内容のギャップに一話目から目を奪われました。幻想的な描写はもちろんのこと、漢字とひらがなのバランスや改行、ルビの使い方が巧く、視覚的にも魅了されます。現実世界の一つ隣にある、泡のような桜の世界に連れていかれてしまうでしょう。
単純に晴れやかな気持ちになるだけでは無い、桜の複雑な美しさ。思わず自分も泡沫の幻想へ連れて行かれてしまいます。
言葉のひとつひとつが繊細で、緻密で、美しいと思いました。私もあなたの様に言葉を紡ぎたい、
怖いわ
これ書いた人はマジで天才だわ
もっと見る