「風味だけ」を含む小説

谷中に忍び住む二人の老人は何者？ 井原西鶴「男色大鑑」より、人気エピソード「眺めつづけし老木（おいき）の花の頃」の二次創作（アダプテーション）

【第一回　G'sこえけん中間審査突破作品】 ペットショップでバイトしている彼女は猫みたいで愛想がない。でもかわいい。 なんとかランチに誘えたが、いきなり「私猫だったの」と言われ…

　本当に出ちゃったしたぶん死ぬけど、まあ文句は言えない。 　とんでもない事故物件と聞いたうえで越してきたんだから。 【お題】「実話」「体験談」が含まれている小説 【ジャンル】ホ…

地球とは異なる異世界にある島国「似本」には、時折「百機鵺鵺」と呼ばれる現象が起こる。 百機鵺鵺光とは様々な異世界から人型機動兵器がやって来るという現象で、人々はこれを大きな災いの…

中学3年の夏、俺は受験勉強に明け暮れて…いるようでいて集中できていない。理由はわかっている気もするが、どうも向き合う気になれない…。そんな中、俺は変わった出来事に遭遇する。　ほん…

「有里さんと結ばれる為なら、世界だって変えます」 夢を追い続けているAI開発者、甲斐荘 有里。 彼に開発された試作型万能AI　アルマ。 これはアルマが、人間の有里君と結ばれる…

一片の桜の花びらが木から離れて風にあおられ、上昇してから地面に到達するぐらいまでの短い話。仕上がりはエセ純文学風味。

生まれながらに無能であったため、捨てられたエルウィンはタフネスを売りにポーターを生業としていた。 しかし彼の懸命な努力は報われることなく、生傷の絶えない生活を送っていた。 しか…

　最近疎遠になっていた幼馴染みの男の子に、家に来てほしいと頼まれた女の子。 　二人きりの密室で、どんどん高まる気持ちの行方は？ 　これはそんな、おもらししちゃう女の子のお話…

とある町には、不思議な少年が現れる。臙脂色のパーカーを着て、妙に大人びた話し方をする、10歳かそこらの男の子。彼はどこからともなく現れ、いつのまにか姿を消しているらしい。 一話…

　青い春などごめんだね、学生生活は灰色で構わない――あとで黒くくすんで後悔するくらいなら、とグレイな生活を好むが、それがもうすでに若干中二病が入っている少年・科内六郎。 　現実を…

こちらはまずタイトルありきの短編です。 「竜葬」ってタイトルから何を想像するか。たぶんみんな共通のイメージが浮かぶと思う。鳥葬とか花葬とか。 そのイマジネーションをもう一歩先に…

　マッチポンプという言葉がある。自分で火をつけて、それを自分で消火するということ。マッチとポンプである。 　これはつまりそういう話なのだが、火がないところに煙は起きないわけで。…

　星が舞う空が覆う森の中でその男に出会った。 「キミのその幸運と強さと無知さをボクは愛そう」 　顔の良い男は言った。中身は化け物であることを分かっていながらも、その男の微笑みから…

非凡発現者の短命美少女と、少しめんどくさい性癖持ちの少女による創作百合です。ちょっぴりSF風味の現代ファンタジー。

魔界に召喚されてしまった彼女と、シマシマな彼の日常ストーリー

ユイとメイは観光のためにサンマーへと向かうことにした。単なる観光旅行も、なかなかシビアなこの時代、美味しいものを食べながら、目的地へたどり着けるか？ （短期集中：10回から長く…

　新宿の場末に佇む一軒のカフェ、その店の前で発生した人身事故に事件の匂いを嗅ぎ取ったのは東新宿署の相庵警部だった。 　店の名はルナティック・イン、独特のハーブティーが評判の人気店…

小学五年生のヒカルは、ちょっと怖いトラブルに巻き込まれがち。　　 幽霊や神さま、目には見えないあやかしに、油断していると手を引かれそうになる。　　 いつも助けてくれるのは、セー…

大事故に巻き込まれ、死んだな、と思った時には真っ白な空間にいた佐藤乃蒼（のあ）、普通のOL２７歳は、「これから異世界へ転生して貰いますーー！」と言われた。 一つだけ能力をくれる…