かなり激しいアクション物、By 女の子です。
しかも舞台は歌舞伎町のメイド喫茶、怪しさ満点です。
そして内容は濃ゆいことおびただしい。拷問、殺人、ドラッグ、主人公が男の娘と女子高生だから薄まっていますけど、これを大人の男でやらせたら偉いことです。北方謙三です。あるいは大藪春彦かも。
そこここに挟まる蘊蓄系小道具もいい味を出してます。ピストルはピストルは25口径だし、なんだかチェンバロともつかない謎楽器も出てきますし。
でもそこはととむん流、なぜか雰囲気が柔らかい。結構ショッキングなシーンが続きますが、空気感は和やかです。
男の娘物と思って敬遠する方もおられるかも知れませんが、心配無用。主人公は外見こそ女の子ですが、ちゃんと男の子してます。
ハードアクション男の娘探偵小説。どうやら4作続くようなので、ブックマークをお勧めします。
ちなみに僕はしました。ここは一つ、フォローもよろしく。
表向きは男子高校生として学校へ通い、裏では探偵まがいの事件屋をしている少年・小林大悟が依頼されたのは、新宿の片隅にあるメイド喫茶『ルナティック・イン』の潜入調査だった。女顔であることを利用して、メイドとして潜り込んだ小林は、そこで麻薬組織の手がかりを探っていく……。
小林は、店の内情を探るうちに普段はメイド喫茶として営業しながらも、月に数度の日には隠し部屋で特別な客が訪れていることを探り出す。
そして自分と同じく店に潜入して秘密を探るメイド・明日葉晶子と出会い、協力をもちかける。しかし、時すでに遅し。二人の動きは組織に嗅ぎつけられていたのだった。
探る者と探られる者、どちらも事が露見したときのことを考えて二重、三重の保険をしておくクレバーな駆け引きがいいです。
次第にメイドの正体や組織の実態が明かされていくストーリーから目が離せません。窮地に陥った小林はいかにして切り抜けるのか。
美しき美少女メイドと男の娘スパイ、ドラッグが織りなす危険と魅惑に満ちた作品です。
(新作紹介 カクヨム金のたまご/文=愛咲 優詩)
話数を重ねる度に上がる心拍数!! このドキドキはスリルのせい!? それとも僕がミエル君に魅せられてしまったからなのでしょうか!?
☆★♬〜読みどころ〜♬★☆
○ 個性に溢れながらも東京の何処かで会えるのではないかと思わせるリアルな登場人物達の描写
○ 毎回少しずつ事件の真相に迫っていくスリル満点のストーリー
○ ちょっとエッチなのに不思議と下品じゃない、ほのかに漂う大人の色香
男の娘が主人公の作品、しかも推理モノということで若干敬遠しちゃう組み合わせだったのですが、食わず嫌いでした(*´∀`*) なんだこれ!? グイグイいけるじゃんって感じでした!!
ととむん様、第一部完結お疲れ様でした(*≧∀≦*)☆
第二部も準備中とのことなので、楽しみにさせていただきます♪ 皆さんも是非読んでみて下さいね!