「現代 夏」を含む小説

　初投稿になります。 　この小説にはモデルとなった曲があります。拙い文章ですが、お付き合い下さい。 　ちなみにタイトルの構文がたまにおかしいのはわざとです。

「それまでは全然気がつかなかったけど、岸本君の絵を見てから、ここから見える景色ってこんなに綺麗だったんだって思ったよ」 　十四歳のある日、彼女は僕にそう言った。 　その年の夏、…

春の桜。夏の花火。秋には紅葉を。そして冬には降り注ぐ雪を仰ぐ。 いろいろな季節の中で、いろいろな景色の中で、 たった二人の登場人物たちが紡ぐ物語。 景色や季節だけを思い浮か…

周囲に流されて生きてきた「僕」は、高校二年生の夏のある日、泣いていた少女夏目に声をかける。 全く生き方の異なる夏目との関わり合いの中、「僕」は自身の生き方を見つめ直し、夏目の助力…

【応募用あらすじ】 狂気とも言えるほどキノコ嫌いの女子大生、夏奈の部屋の壁にキノコが生えてきます。さらに異世界人を名乗る美少女が現れます。 その美少女は「夏奈が壁のキノコを食べな…

春に出会い、夏は中々触れ合えなくて、秋には少しずつ近づいていく。 冬には縮まった距離も、春にはまた遠ざかる。 桜の少女は疲れ果てた男と会うたびに、小さい心をトクンと跳ねさせる。 …

その瞳を直に見てしまえば必ずベタ惚れしてしまう「魅了の魔眼」を持っている主人公の西園寺瑛斗（さいおんじ　えいと）。 高校入学１ヶ月で生徒や教師をその魔眼で魅了してしまい、学校崩…

　夏休み、久しぶりのゼミ会の後、研究室でそのまま宴会になった。メインは助教授の先生が出してくれた寿司だ。何でも一昨日釣りに行ってきた釣果を寿司にしてくれたらしい。 　夏の夜の宴会…

〈幻燈魚七姉妹シリーズ・瀬世良〉 毎年夏になると、山林の集落に滞在することが決められている潤一（主人公）は友人の頼雄と共に仙台市のアパートから祖父母の家に向かって真夏の茹だるよ…

しょげた夏草。ふくらかな芒。倦怠感を放つオレンジにくたびれた線路。それと輝くTシャツ。 太陽が停止線を越えてから、僕らがするべきこと。 【テーマソング(願望)】 『夏を待ってい…

　高校二年生の落ちこぼれ清輪武志郎（せいわたけしろう）のあだ名はブシローである。名づけ親はあこがれの美少女、保田奈美穂（やすだなみほ）であった。しかし彼女が男関係で高校をやめ、武…

　ある夏の晩、高校生の湯谷涼音は彼氏にフラれ、そのショックから茫然として歩いてきたのはホテル街。そこでイケメンの同級生の浅間伊月が四十代ぐらいの女とラブホテルに入っていくのを目に…

女子高生の日和塚葵(ひよりづか　あおい)は帰宅途中、痴漢に襲われて心に傷を負ってしまう。心の傷に苦しむ葵に、手を差し伸べたのはクラスメイトの男子、麦穂星蓮(むぎほぼし　れん)だっ…

普通は幸せの象徴だ。 高校生の岩森伊織は、父の頼みにより夏休みの間叔父の家に行くこととなる。 山深くにある叔父の家の片づけを手伝いに行くのだ。 迎えてくれた叔父は五十を超えてい…

※「即興小説トレーニング」なるサイトで書いたものを推敲し、カクヨムに移した作品です

父親の転勤により離島で夏休みを過ごすことになった中学生、山井悠太。彼を手下にする島の小学生たちにパシられ、彼は島の個人商店でアイスを買うことに。そこで彼が目にしたのは獣耳巫女服コ…

ライトノベルにあるあるの「世界の危機から人類を守るため悪と戦う、異能を持った中学生男子の主人公」の““同級生””の視点、という変な短編。 高校生の時に書いた記憶がありますが今見る…

『✕』１ 『✕』印は、コンテストに落選した作品の刻印です 一生に一度、書けるかどうかの一話完結の作品です ※例えるなら、短刀専門の刀匠が生涯に一度だけ作った名刀『一期一振』…

　主人公の高橋は同じクラスの佐伯さんを心から恐れていた。佐伯さん、いや、彼女のことを名字で呼ぶものは少ない。みんな彼女を宇宙人と呼んだ。日本語を話さず、日常会話はすべて「ピポピポ…