「振り返るな」を含む小説

　通学路の途中に、両側を木々に囲まれた区間がある。ちょっとした森みたいで、久美のお気に入りの場所だったが……。 　ある日、そんな森の中。久美はバケモノに出会った。 （カクヨム初…

「５分で読書」短編小説コンテスト参加作品です。 テーマは「通学路、振り返るとそこにいる」 登校班の副班長をしていた小学五年生の女の子。 彼女の視線で語られる雨の日の物語とは……。

　小学五年生の佳奈、優美、絵理三人は学校から帰るときに、悲鳴を上げて大人たちを翻弄するという遊びをしていた。 　ある日、優美が通学路で怪我をしてしまう。絵理が言うには何ものかに足…

僕が通学路で出会った恐怖は、不審者でも都市伝説でもなく恐竜だった。 学校からの帰り道。寝ているトリケラトプスに道を塞がれたら、君はどうする？ 連れ帰って飼う？　それはちょっと止め…

誰からも相手にされず、登校班の一番後ろを俯いて歩く僕の後ろから、いつも誰かがついてくる。 それは少し前に交通事故で死に、ゾンビになった僕のママ。 片腕を失くし、飛び出した目玉をぶ…

「ねえ知ってる？　あの通学路で告白するとね……」 教室でひそやかにささやかれる恋の噂話。 ――いわく、とある路地で後ろから声をかけて、振り返らせないままに愛の言葉を伝え終えると想…

本文一行目を読めばオチの見当はつくと思います。 後はそこに辿り着くまでの過程を、じわりじわりと楽しんでいただければと思います。 朝読で読みたい、５分で本の世界のとりこになれる…

仲間たちに囲まれて、にこやかに笑う彼を遠目で見ながら、私はふと過去を振り返る…。 彼と付き合うようになって何年？もう五年か…。

　最近、通学路でよく猫を見かけるようになった。 　可愛い猫達の中でも一番は真っ白い子。 　シロちゃんと呼んでるその子は、スマホを向けるとなぜか逃げてしまう。 　「５分で読書」短…

　工藤道久（くどうみちひさ）は、平凡……では全然ない高校生。何が平凡ではないか、と言えば 　幼稚園の頃、結婚の約束をした倉敷古織（くらしきこおり）とそのままお付き合いを始めて今に…

やまのかみさまの、おわたりじゃ。 （「５分で読書」短編小説コンテスト参加作品）

「もう、死んでもいいよね......母さん」と、アルトは一人小さく崖の上で呟く。意を決して飛び降りようとすると、少女の叫び声が聞こえる。アルトは声の聞こえたほうへ振り返ると少女は…

僕がN君と体験した恐怖。 N君が通学に使う道にいつの間にか捨てられていた冷蔵庫の話。 N君よりその冷蔵庫にまつわる奇妙な話を聞かされていた僕が、遂にN君と共に体験する恐怖とは？…

単車に乗って、本当に心地良い気候は、 其れに乗らない人が思っている程には長くない。 もう此の季節、少し長めに乗っていると、もう寒いくらいだ。

2006年5月執筆。いよいよもって本格的に隠す気のないワイルドアームズ世界感でのバトルものです。 昨今の自分のTRPGオリジナルキャンペーンの概要を振り返ると、14年以上前から似…

登校中の交差点にいつも立っているワカメ女。 少し不気味な相貌で茂をいつも不安にさせるだけの存在。 だがある日、彼女は一気に恐怖の存在へと変貌する。 同じ世界線の連載始めました。…

クソ女を書きたかったんじゃ〜！ 続編『同じクラスに死者が出た』もよろしく https://kakuyomu.jp/works/1177354054934398169 （「５分で読…

「侮れ」 タイトルには人生における後悔、特に恋愛における後悔という感情を込めています。 過去の恋愛を振り返るといつだって分岐点があります。 あの時こうしていれば、こう答えていたら…

誰にでも思い出があり、歴史がある。 今まで、私が行動するたびに何かしらの結果が付いてきた。 良い結果もあれば悪い結果もあるが、それらが今の私を形作っている事に違いない。 鮮烈に焼…

どれくらい逃げてきただろうか。僕はふとそう思い、これまでの出来事を振り返る。