*ネタバレ注意
女子中学生によくある、一過性の感情で人をハブるこの感覚は、正直自分には理解できない。
それもそうで、彼女たちは「ウザい」という一緒に同じ空間を共有することで得る違和感、気だるさに、億劫さが嫌いなのである。もっと寛容であれと思う。
とある女子グループ、排他的存在とされた彼女は、中学生のカースト制度で地獄を見る。つまりは、独りを強要されるのだ。
擁護すれば、同じ洗礼を浴びる。
そして、独りの女子中学生は死ぬ。死因は、主人公が手を振りほどき、それでトラックに潰されたから。
因果応報だが、トラックに潰された過去がフラッシュバックする。そして――。
気になった点は、死体の指紋などでひと悶着なかったかなどは分からなかったのだろうか。それとも、それだけ潰れてしまったのか。
万物の中で最低最悪の出来となったのは、生きるというエゴに縋る人間かもしれない。なんてね。