「道 短編」を含む小説

チャンピオン、全てのボクサーにとってその称号は名誉あるものだ。 今はこの王者の手にあるが、決して永遠ではない。 負ければ途端に、称号もベルトという証も全て失ってしまう。 王者は、…

　作家を目指す26歳の女性、田原智子は、小説投稿サイトに作品を投稿しながらも、落選を怖れて新人賞への応募はできずにいた。そんな中、憧れの作家である上村春子のインタビュー動画の存在…

業務部主任・道永の鋭い注意が飛ぶ。国際ホテルの大会議室では、等身大のマネキンの運搬が行われていた。「よし、降ろせ。足元のケーブルに気をつけながら。せーのっ！」

文明が発達している現代（未来）。科学者が瞬間移動できる機械を発明したばかりの時代（まだ一般活用されてない）。 この時代に、相沢が「病気を他人と交換できる装置」の開発に成功。それを…

何でもない日常の帰り道。通い慣れているはずの道のすぐ近くに怪異は潜んでいた。

さらなる剣の道の高みを求め、江戸留学を希望した武次郎であったが、向かったのは国の外れにある豊かな自然に囲まれた農村だった。 思いがけぬ出会いのなかで、武次郎は己を知り、人と剣の道…

「にゃあ」猫に呼ばれた。 その綺麗な白い猫は私と目が合うと、まるで誘うように踵（きびす）を返して路地裏の細い道に入った。 猫を追った先で眺めた風景、そして会いたかった人、伝えた…

ある日のこと、僕は林道の中を散歩していた。そんな時一匹の蝶に出会う。その蝶はとても美しく、僕はその魅力に惹かれ後を追いかけた。だがそのせいで道を外れてしまい、気づけば森の中だった…

※かなりカオスですので！　俺の三つ歳下、幼馴染の道命サキちゃんは、催眠術の天才だ。「好感度、120%です」「ふおおおおお⁉︎⁉︎⁉︎」「よく毎日耐えられますね。そうだ。今日は天馬…

パワードスーツ　ガイファント外伝 大ツ・バール帝国の第1皇女であるリズディアは、15歳になった。 父である皇帝から、北の王国から、政略結婚の話を聞くのだが、幼馴染のイルルミュー…

【表紙】https://kakuyomu.jp/users/ki-ki-ki/news/16817330661490638465 【推しメン原案小説コンテスト受賞作候補に選出！】…

　ひと仕事を終えた後は知らない道を通ってのんびりと帰る、ただそれだけのささやかな私の趣味。たった数時間の長閑なドライブ。 　そのはずだった。

花が散ることに罪を覚える男。彼が育てる花は全て散っていってしまう。数え切れぬほどの罪を背負い、彼はどのような道を歩んでいくのか。

いつもの道、私は轢死した鼬鼠を目にする。

買い物帰り、近道するために裏路地を歩いていた少年は、喋るひよこに出会って。 一話完結の短編です。 ちょっとした不思議な世界に迷い込んだ話になります。 登場人物に名前はありませ…

老舗のうどん屋にて、常連客のひとりがそう尋ねた。とん、とん、とん。店内には麺切り包丁の軽快なリズムが響いている。うどんを打ってこの道三十年の大将は、手を止めずに笑って答えた。「は…

続いていく彼と彼女のお話です。 KAC連作短編第11弾（最終回）

男は、夢を見た。亡くなった祖父と再会したのだ。それは、望んだ再会か、仕組まれた再会なのか。祖父の生涯、その末路を見た。

ある夏の夜、「ドライブいかへん？」と誘われる。

　僕は友人と二人で軽い山登りに出掛けた。しかし、奇妙な霧に包まれ道に迷ってしまう。そこへ助けに現れたのは――猫又！？ 　KAC2022応募作品です。9回目お題「猫の手を借りた結…