「昭和 明治」を含む小説

　河内の悪党として鎌倉倒幕に貢献し、湊川で果てた父正成の遺志をそれぞれの形で受け継いだ正行、正儀の物語。 正成の物語はこちら https://kakuyomu.jp/works…

【7月27日にKADOKAWAより発売の新刊『煉獄蝶々』の大ボリューム試し読み。 8月8日から8月12日まで、一日一万字更新されます】 明治三十八年、岡山。名家・大鹿家に拾われ…

神々の怒りに触れ、消滅させられる所を大魔王サタンの手によって拾い上げられ、凡そ150年前に転生を果たした主人公が、元メンサ会員である知識を存分に揮い、歴史を改変して行こうと奮闘す…

◆——これは、しば桜という小さな花に励まされていった小さな女系家族の明治から令和までの不思議なお話です。 櫻絵の祖母となる風間フクは、激動の関東大震災で、生涯の伴侶、生原元を得た…

時代は昭和 故郷を離れ雪道を歩きながら 先行きに思い馳せる 耳が痛くなる静寂のなか 真っ赤な椿の花が咲いていた ◆昭和が時代背景だけど既に無理ぽ 奉公先にやって…

武蔵原《むさしはら》大学に復学した主人公は、根岸兎角を題材にした介護書籍『常盤橋の決闘』を勧められる。病床の師を捨て、戦いに敗れ、すべてを失った根岸兎角は、武蔵野の萱原を見て何を…

明治時代を始めたとした近現代の社会や政治のお話。 エッセイ風な文章と、関連人物の史実を元にした歴史小説ごっちゃまぜです。 どれも1000文字前後のお話で、一話完結なので、気軽にお…

今年で戦争が終結して76年。この時期だからこそこの作品を書きたくなりました。 タイムワープをして様々な時代に移動する一人の少女。 記憶もなく右も左もわからないまま生活をする日々。…

拙著『明治・大正・昭和の男色』の追記雑談というか、そんな感じのお話です。 なんとなく思ったことをつらつら書いていきます。

　2022年の春。東京お台場の骨董市で、アメリカのサンフランシスコから派遣されて来たリーバイスの若手デザイナーが、秋の新作ダメージジーンズの裏布用として、日本の古布を探していた。…

小石川高等女学校に通う少女・悉乃(つくの)は、ひょんなことからスリの現場を目撃し、犯罪を未然に防ぐことに成功する。 しかし、それをきっかけに、女学校では爪弾き者にされてしまう――…

明治時代、鹿鳴館の夜会で青年将校と姫君が出会う。豪華絢爛に彩られた鹿鳴館の夜の出会いは、のちの世になりさらなる因果をもつれさす。ある一族の三代にわたる営々が、各幕にわたって描かれ…

　緋蒼村での事件が終わり、旅に出た二人。偶然辿り着いた旅館は、明治時代に一家惨殺事件の舞台となった忌まわしい洋館であり、今では『邪神城』と呼ばれていた。しかも、惨殺事件の犯人とさ…

　河内の悪党楠木正成は「人々の幸せ」を願い、「一君万民」のご親政を掲げて腐敗した鎌倉幕府を倒そうとしていた後醍醐天皇の挙兵に参加する。 続編書きました(2022.12.24投稿…

春の港街・はるまちに住む少女はるこ。 おむすび、たまご焼き、さといもの煮ころがし――彼女がつくるおべんとうは、たいせつなひとの門出を送るためのものだった。 『はるのあけぼの』（…

冬が散るころに子を喪ったわたしは、それからというもの、寝たり起きたりをくりかえしていた。 そんな奥方の前にあらわれたのは、はるまち唯一の〈春医者〉だった。 明治～昭和初期ごっち…

はしがき これは鶴谷 寿著「 アメリカ西部開拓と日本人」 日本放送出版協会 ）からモチーフを得て書かれたものです。 私は1 9 8 1 年に、この本をロス・アンゼルスのリトル・東…

それぞれ違う時代に生まれた吉田松陰、土屋鳳州、河口慧海の３人が旅に出る。松陰は日本国内を巡り、鳳州は中国へ向かおうとする。そして慧海はチベットへ向かう。幕末から明治にかけて日本は…

ゲトオンパ子というふざけた名前の女の子が異世界でやりたい放題やった挙句にこんなことになってしまいます。 単純に異世界という設定にした方がお読みいただけそうなので、そうしているだけ…

柏岡謙一は大阪府内のとある文教地区に住む高校二年生。明治十年代以降、柏岡家に生まれ育った男、昭和以降は女も皆、京都大学に進学していたが謙一の祖父、秀樹が途切れさせてしまって以降六…