「日常ミステリー？」を含む小説

大学入学を機に、田舎を離れ一人都会へと越してきた神前真。 引っ越しの作業を終えた夕刻、辺りを散策していて辿り着いた路地裏。そこに一つ、変わった空気を纏う小さな店があった。 《桐…

自由奔放な牧野 彩羽。 その幼馴染みの吉城 理人。 物静かなの平井 飛鳥。 不良少年の本田 乃愛。 の四人が所属する暇部の日常。 ついでに牧野彩羽の担任・暇部の顧問、葉山 諒太。…

中学二年一学期の期末試験が終わりを告げたその日、 近藤ボタンは、クラスメートの佐藤ナツメに告白される。 不可解な告白と、身近で起こった小さな小さなミステリー。 夏を前に、二人は青…

　怪我をしてしまった、ばあちゃんの代わりに駄菓子屋を任されることになった、高校生の耕平。 　いざ、始めてみると慣れない仕事で戸惑うことばかり。そんな耕平に近所の男の子や、幼なじみ…

２０４８年、全ての人間の体にＩＣチップが埋め込まれる。 新しい時代の新しい生活に慣れきってしまった少年の口癖は「刺激が足りない」だった。 普段通り退屈な日常を過ごしていると、脳内…

既作『そして私は神になってしまった』続編です。 かつて新興宗教に洗脳された妻を監禁までして再洗脳した夫。 夫を神と思い敬虔な信者残すように彼に仕えるがその関係に夫は疲れ果ててい…

東京都渋谷区。 人通りの絶えないスクランブル交差点や、渋谷マルクーの巨大ビルなどが有名。そんな流行の発信地・渋谷には、まことしやかに囁かれるあるウワサがあった。 『渋谷には１２…

高校に上がりバイトの面接に落ちまくっている少女、桜空神無は突如謎のメールを受信する。その内容はアットホームな秘密結社という物であった。 どう考えても碌なものではないと理解している…

黄昏時に乗り込んだ電車。線路は何処までも続く。 無事に生還し、電車を降りたければ、 ある男の求める ある物を探し出さなくてはならない。 制限時間は60分のダークファンタジー。

飽きもせずにボードゲームばかりしている大学生の「僕」と「小川」は、意気消沈した様子の「井坂」に相談を持ちかけられる。 どうやら同じ講義を受けていた友人が、ぱったりと姿を現さない…

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。そんな見目麗しい平成のお嬢さまである嬉野直生さんは、嬉野グループを統べる嬉野家の娘であり、そして唯一無二の僕の主君。 けれど彼女は、世が…

事故で視力を失った私に『セイレーン』という音声人工知能デバイスが渡された。 それは私と私の環境を大きく変えてしまった。

オカルト研究部に所属する男子高校生、木梨雄介。 自身はオカルト否定派だが、『超常現象を科学的に解明する』という立場でそれなりに楽しんでいた。 部のメンバーは五人と少ないが、部長…

　親の都合で転校続きだった少年、大神透哉(おおがみ とうや)は、６年ぶりに故郷に帰ってきた。懐かしい土地に思いを馳せる透哉だったが、どうやら６年の間に色々変わったようだった。 　…

※本作は『森村蒼の傍観』にも再編集の上、収録されています。 佐村和馬の日課は、階下から聞こえてくるピアノ演奏に耳を澄ませながら部室で電子工作をすること。 佐村和馬のひそかな楽し…

昭和23年3月初め、新宿歌舞伎町で探偵事務所を営む横山愼也の元に、一本の電話が入る。 相手は元同僚にして、現在は横須賀に隠遁する便利屋だった。 彼から不可解な依頼を受け、横山は…

目の前で恋人が命を絶ち、心に傷を負った少年――楠木真は、死んだ恋人との約束を果たすため、名探偵を志す。 そんな主人公の元には今日も不思議な依頼が舞い込んでくる。 ※１０月２８日…

　俺達はただ、窓から見える景色を眺めながら雑談をしていのさ。

塾でアルバイトをする大学二年生、志織。小さな喫茶店を営む店主、優介。夕陽が街を染めたその日、二人は出会い、何かが変わり始める。なぜアルバイトは見抜かれたのか、なぜ最終回の講義だけ…

もう慣れて久しい、クラスメイトとの本の貸し借り。今回に限ってはその友人の様子がいつもと違う。 本に挟んだままの栞に込められた、真意とは。