皆様、駄菓子屋さんを知っていますか?
行ったことはありますか?
私が幼い頃は覚えているだけでも四軒の駄菓子屋さんが近所にありましたが、コンビニエンスストアの普及でこの頃は見かけなくなりました。
こちらの物語は、そんな駄菓子屋さんが舞台。
祖母の代理で店主を務めることになった男子高校生・耕平が、お店を訪れる子ども達の相談に乗りつつ、大小様々な事件を解決するミステリです。
多くはほのぼのほっこりな事件ですが、ヒヤリとさせられたり、大きな危険が及ぶ事件もあり、まるで駄菓子屋に並ぶお菓子達のようにバラエティ豊かです。
また再会した幼馴染の女の子と海外からの客人である女の子に振り回される、可愛く賑やかなラブコメにもニヤニヤします♡
駄菓子屋の経営から、多くを学んで成長していく耕平の姿にあたたかな気持ちになりつつ、あー!駄菓子屋に行きたいー!という欲望が湧き上がって止まらなくなりました。
駄菓子屋さんは、駄菓子を買うだけの場所ではありません。
当時はわからなかったけれども、きっと私もいろんなことを見聞きして触れて学び、あの場所で成長したのだと思います。
よく行った駄菓子屋さんの記憶が今も色褪せず、強く胸に残っているのが何よりの証です。