猫みたいな少女、名探偵の僕

作者 冬野氷空

30

11人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

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高校生でありながら、どこか物悲しい雰囲気を背負った主人公。
彼らの身の丈にあった小さな謎は、けれどもしっかりと作りこまれていて、作者の推理小説好きが伝わってきます。
推理と青春と美少女。美味しいものだらけの作品ですが、こんな風に、おいしいものをちゃんと美味しく料理する、それができる作者は中々いないのではないでしょうか。
一言で言うなら、名探偵であることを望まれた少年の、青春ミステリ。
陰ながら応援しています。

★★★ Excellent!!!

――

探偵としての才能が高い主人公楠木。その能力を生かし、次々と舞い込んでくる事件を解決していく。しかし、彼が事件を解決するのにはある理由が……。

とても読みやすい学園ミステリーです。依頼や巻き込まれと、学園ものとしてはオーソドックスな内容ですが、
繰り広げられる事件はどれも濃いものとなっています。
というのも、この物語の背景がただの学園ミステリーではないことから来てるからだと思います。主人公楠木が探偵をする理由からか、物語にどこか哀しい雰囲気が漂ってきているような印象を個人的に感じます。しかし、抵抗がありながらも前に進もうとする少年の姿は未成年らしい姿であり、この物語にリアリティを醸し出しているのではないでしょうか。

ミステリーとしても楽しめ、また少年の過去から前進しようとする現代ドラマとしても読める良作です。

★★★ Excellent!!!

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名探偵と名乗れる人間が、この世に一体どれだけいるのだろうか。
天才は謎に愛され、高校生は青春の日々を送る。感情で壊せない理屈が生み出され、理屈で崩せない感情が揺れ動く。
確固たるファクターと躍動するキャラクター。
名探偵の少年が紐解く、甘酸っぱくほろ苦い青春ミステリー。