なりゆきで神になってしまった平凡な男。と言うと、シュールなコメディがまず浮かびますが、それをとことん現実世界だけで描いているのが斬新。神を続けなければならない主人公の悲しみと苦悩が丁寧に書かれていて、胸に迫ります。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(77文字)
設定が独創的で面白かったです。神って本当になんでしょうね。ダークな話が好きな方は大好物かと思うので是非!
信仰自体は自由である。信じることは救われる、こともある。神と崇められる人も、いるのだろう。敬虔な眼差しを向けられることは、ある意味絶対的な信頼性で結ばれていると、見ることもできるのかもしれない。でも、なんだろうこの気持ちは。