とある高校のオカルト研究部で繰り広げられるラブコメ短編です。
「オカルト」の原義は「隠されたもの」「秘されたもの」であると申します。では、この物語の中に隠された意味とは。
そう、真実は薄衣で巧妙に隠されております。
奇妙な偶然の符合を前に、主人公はあくまで論理的実証的に挑もうとしますが……。
ヴェールの向こう側にあるものが見えそうで見えない、それは祟りか怨霊か、いや、実はだいぶ見えちゃっているのではないかコレ。というか、いつまで気づかないフリを決め込む気だお前!
……と、主人公の語りにツッコミを入れつつ、ラブコメ的シチュエーションに思わずにやにやが止まらない。そういう作品です。
すばらしい。すばらしい。
おススメです!