「#怪談」を含む小説

誰もが当たり前に過ごす普通の日常。 何事もなく過ごしている、その日常の裏には闇に蠢くものたちが潜んでいる。 そういった存在から人々を守るために、人知れず戦っている者たちがいた──…

作者が聞いた怪談話の数々を気ままに書いてます

渓流釣りにやってきた男は、思うように魚を釣れずにいた。そんな彼に声をかけたのは、地元に住む釣り人だった。釣り人は気前よく穴場を教えてくれるという。あとを追った男が辿り着いたのは、…

ジョギングコースのゴールにしたマクドで、久しぶりに倒しやすい小物を見つけました。 でもすごく残念なことになりました。拍子抜けだよ。世の中そんなもんかね？ 何か面白いことないかな。…

ある男のAIアシスタントに宿った自我。それは自分を男の死んだ恋人だと主張しはじめる。その声の主は自我を獲得したAIか、それとも本物の霊か。

１９９４年の初夏。大学院生の橘川と立花は学術調査の名目で伊豆諸島の小島を訪れた。 日子島――領有されて八十年になるこの離島には、今も人が寄り付かない。 固有の生物相を持つこの島は…

某怪談師の口調を真似た、ほんの掌編です。カクヨム、九州大学文芸部部誌『エディアカラの解放』、電子書籍『WonderOneDozen』にも掲載しています。

男子学生４人だけが所属するオカルトサークル「不思議探究会」 だらだらと活動する彼らの前に、なぜだか１人の女子が見学にやってきた。 ある者は女子メンバーを獲得するべく奔走し、ある者…

　後味が悪いかもしれません。

呪いのプレゼント。それを贈られた者は、贈り主に等価の何かを贈り返さなければ呪われてしまう。

どこにいるかって？ 余白だよ。人は、ほんとうは怖くないお化けしか書けないんだよ。だから書けないところに、ほんとうに怖い、とっても怖いお化けが出るんだよ。だからね、わたしが余白を埋…

普段からあなたは、電車を利用してますか？ あなたにとって電車は、混んでるのが普通ですか？ それとも、ガラガラに空いているのが普通ですか？ 車内を注意深く観察したことは…あります…

俺は監視カメラの眼を盗むハッカー。ある日、ハッキングしていたカメラに規則的に動くものが映った…。

妻一筋、仕事一筋だった会社経営の男が、引退後、クラブのホステス恵子にはまり愛人にする。 しかし、性に奔放な恵子は次々と男を連れ込んでは浮気を繰り返し、怒った男は他の…

　その集落には渇穴（かけつ）と呼ばれる古い井戸ががった。その穴には一つ言い伝えがあった。それは『死んだ者を中に入れると生き返る』というものだった。 　ある日、女が死に瀕した我が子…

終戦から数年が過ぎたある夏の昼下がり。山間の田舎町を訪れた青年は、具合が悪くなり休んでいたところを、通り掛かった親切な婦人に助けられた。そして介抱して貰ったその家で、青年が見たも…

学校からの帰り道。 沖井、家礼多、辻居の三人は退屈をもて余していた。 そこで怪談好きの沖井が語りだしたのは「口裂け女」に関する噂だった。 辻居はそれをバカバカしいと一笑に付したが…

少し不思議な力を持った、女子高生チハルは、交差点を行き交う人混みの中に、強烈な違和感を感じ取った。 その謎を追う内に、チハルは、奇妙な運命に巻き込まれていく。 ※「サダオ」を先…