乗り合わせているのが生きているモノだけじゃないかもしれないのに?ぼんやり乗っていたら闇に引っ張られるかもしれないのに?どこに向かっているのかも分からないのに?ただ走る電車を見ていた通りすがりだったはずなのに、いつの間にか電車の乗客になっていて、気がついたら見知らぬ駅で降ろされて途方に暮れる……そんな物語です。乗りますか?
ジワジワと来ました…!自分にも経験のある吸い込まれそうな感覚…あれも、もしかして?と思ってしまうような自然なストーリーに、一気読みしてしまいました!
通学に通勤に旅行にと、電車は現代日本人にとって馴染み深い乗り物です。しかし、もしもそこに「あり得べからざるもの」が紛れていたら? そして、そのことに気づいてしまったのが自分だけだったとしたら……?電車をテーマとした6本のホラー短編。背筋が冷たくなること請け合いです。
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