みちくさ怪談朗読で、いたく感動しました。
まず文章が素晴らしい。情景描写も映像がたちあがるようでした。
婦人の凛として生きる姿が、風鈴の音のように思えて、辛い心情の余韻のように響きました。
ちょうど盆で、終戦の日を前にして、この作品を知ることができて、感慨深いです。
私たちがいまあるのは、こうした史実からの延長で、戦争の背景にあるものは、未だに疵が残っていると思います。それを、伝えてくれている作品だと思います。
忘れてはいけない。
今、自分にもう一度言い聞かせた次第です。
素晴らしい作品に触れることができました。ありがとうございます。
YouTubeの怪談朗読 夢さんの朗読を聴き,このストーリーを知りました。
私の母方の叔父も16才で招集され「特攻隊」で戦死しています。私が子供の頃、祖父の家の仏壇に制服姿の若いお兄さんの写真を見て、母に「誰」と尋ねたところ「戦争で亡くなった叔父さん」だと教えてくれました。
台湾から出撃しフィリピンで亡くなった叔父は、出撃前に母や家族に台湾バナナや着物の生地を送って来てくれたそうです。
川嶋さんの息子さんが死霊となっても帰還したように私の叔父も家族の元に帰りたかっただろうなと。改めて思いました。
月浦さん哀しいけれど、良いストーリーありがとうございました。