「和風あやかし 和風ファンタジー」を含む小説

『噂屋』を営む「僕」にやってきた依頼。 毎夜人が喰われているという、荒唐無稽な噂話の検証だった。 不穏な風の噂を聞いた僕は渋々ながら調査を行う。 そこで「僕」が出遭ってしまったの…

【あやかし稲荷神社のおきつね銀翔さまは人間の少女に恋をする】 中学生のナナコの前に現れたのは傷ついた青龍と男の子でした。 〜あらすじ〜 中学三年生の藤島ナナコは小さな手芸店の娘…

　遥か昔、万象には《物の怪》が棲んでいた。人里の側に物の怪は息衝き、暮らしのかたわらに顕れ、時に愛され、時に畏れられた。されどもいつからか、物の怪はひとの側から姿を晦ませてしまい…

団子屋の娘、絲（いと）は、稲荷神社で、行き倒れの男を見つける。 その男――佐田彦（さたひこ）は、稲荷神の神使であり、去った悪鬼の後始末にやってきたのだという。 人でありながら「…

戦場は若武者を醜い獣に変え、全てを忘れた彼は世を放浪する。

　妖怪が出ると言われる森の入り口で、笛を吹きながらひたすらに九尾の狐を待つ男の話 　男は何故に九尾の狐を待つのか？ 　果たして男の前に、討ち滅ぼされたという九尾の狐は現れるのか…

死にたがりの女子高生・橋立萌生は、下校途中の道でトラックに轢かれかけた少年を庇い、意識を失う。 その直後、萌生は１ヶ月前にサービス終了した和風ファンタジーブラウザカードゲーム『灰…

竜人の帝が国を治め二千年。貧乏士族の娘である矢野目六華（やのめ・りっか）は皇太子妃になった姉を守るべく、竜宮を守護する竜宮警備隊に入隊する。 入隊して半年が過ぎた秋の頃、久我大河…

妖と人間をめぐる和漢折衷妖怪ファンタジー小説。主人公は妖の子として生を受けたものの、自らの出自に違和感を覚えており、母と人間との間で葛藤するという内容です。

山を統べるヌシといわれる『あやかし狼』の朧は、ある晩、山の中で人間の子どもを見つけました。 目隠しをされたちいさな女の子を護るため、狼は水神である白蛇に願い、ヒトの言葉と身体を手…

神無月の連休に京都を訪れた明子は、一匹の狸の思い出話に耳を傾ける。京都二条の裏側でバーを営む一匹の狸が、かつて毛玉だった頃に過ごした人間との記憶と、異類達との交流譚。

雨季。濁流に飲まれた人々の御魂を喰らいに、大海から龍が流れを遡ってくる。 その時期を前にして、龍返しの折り媛に選ばれる陰陽博士として活動していた四季すみれは、龍の眷属を封じる人型…

今より遥かに夜の深く暗い大正、ひょうひょうと拝み屋稼業を営む「新さん」。彼の稼業に纏わるあれやこれやを一つずつ御紹介いたします。「作者の気が向いたら書いて更新」というガチの不定期…

風の「災厄」を告げる声を聞き、旅をする風渡りというものが存在する。 彼女は獣の里へとやって来た、そこに隠されていたものとは、

尾待山の四郎桜は、春になっても花のない『咲かず桜』。 山で暮らす少女・おずくは、父の勧めで山を離れ、町の商家へ養子に行くことになる。 やがて大人になったおずくは、夫の何気ない一言…

　八百万の神々のおわす都、久都では今日も忙しい毎日が繰り広げられる。神々の1人、夢観瑠幸世御神の加護を持つ久都の治安維持衆「十二単」は、妖怪退治に迷子探し、祭礼手伝いに自営業まで…

　祓い屋だった亡き父の力を受け継ぎあやかしが見えるあかりは、大学への慣れ親しんだ道を歩いている時ふとしたきっかけであやかしの世界へと呼ばれ、猫又の経営する甘味処で家政婦兼祓い屋と…

幽世(かくりよ)の住人。闇を好み、時に人を喰らうモノ。 それが、妖(あやかし)。 人間は、画鬼と呼ばれる式神の力を以て彼らを時に封じ、時に祓って、その人ならざる力を従えてきた。 …

気が付いたら山に居た夕菜。猫と共にたどり着いた里で、言葉が通じなくて戸惑う夕菜に、ある能力が目覚める。人々の周りに漂う霊魂？ を実体化出来たのだ。魔獣を生み出し、周りの人に助け…

いつしか婆さんの家に転がり込んだ、曰くつきの猫。 「冬は寒いからな。駄目猫の真似だってしてやるさ」とかなんとか。 ある冬の夜、静かに暮す一人と一匹に不穏な影が差す―― ※　「…