「ところにも ように！」を含む小説

新大陸視察の船で海賊に襲われ、奴隷として娼館に堕とされた美貌の王太子は時を経てその頸城から逃れ、アレックスという新たな名を得て私掠船の船長、娼館の主人として日々忙しく生活していた…

「世界は呪うか、祝福するしかない場所なのよ」 　と、その人は言った。 　――古い洋館、たった二人の住人、観葉植物であふれた部屋、外界から遮断されたような生活。 　藤谷志仄は、その…

主人公は、二十八歳の「最強の男」迅（じん）だ。物語は妹が三人の男たちに暴行され、病院の医療ミスによって命を奪われたところから始まる。
絶望から這い上がり、超人的なトレーニングで最…

「私、住んでいた家が燃えまして」 就職してしばらくのこと、残業で疲れて帰ってきたところ、玄関前へと突然やってきた学生時代の後輩、橘みずき。 そして発した言葉がこの有り様。 服装も…

　腕が鈍らぬよう書き綴ったものです。 　自由に散らかした文章ばかりになると思いますが、気になったら見ていっていただけると幸いです。 　習作なので、どんどん良いところも悪いところも…

あらすじは本編全てを要約したものです。ネタバレが嫌な人は本編へ 　主人公の影宮天月は、幼い頃に大切な幼馴染と両親を亡くしたことで日常に絶望し、自殺を図ったはずだったが、気…

俺の住んでいる地域は、ドラムOKなアパートのよう な、喫煙所のような、そういうところだった。外に、平 たく言えば、まあ迷惑をかけてしまうような人たちがお互い様だよな、俺も、私もそ…

【この物語はフィクションです】 時は2200年。 地方自治の名の下に警察権が分与されて半世紀が過ぎ、国家は事実上外交権を除きほとんど形骸化した。 自治体は各々が連合を組み、国の…

初めまして。 初めてエッセイを執筆します。1話1000文字前後を意識して入力しています。 最後の回は1400文字になってしまったことをお許しください。 まだ、書体などの面で読みづ…

山田　姫詩（やまだ　ひなた）は、もうすぐ十六歳になる平凡な女子高生。 初恋相手は幼馴染の男の子、鬼月　皇（きづき　すめら）。 だけどその幼馴染、きーくんはハイスペック過ぎて、全…

血の雨が降り注ぐ街で、少女は生きていた。 今から23年前、日本の首都、『東京』は正体不明の生物、『中毒者』によって支配された。中毒者の影響により東京は住民諸共閉鎖され、法の通用し…

　「定谷和佳美、貴女はゲームの世界に転生する事になりました」 　異世界転生して文字もひらがなとカタカナしか読めないし。 　異世界の文字で、漢字というのが読めません。 　異世界…

アウシュリスはイステア王国の王弟。まだ若いながら王国軍を率いて周辺国家の軍隊を蹴散らしてきたこと、彼自身も武術の腕が立つことから、イステアの軍神と呼ばれていた。 しかしある時、王…

剣道と日本拳法の有段者で頑丈そのものだった息子正五郎の、パワハラを原因とする死と、父の耳原病院での医療事故死。どちらも現象面としては、二人の人物が主導的地位を有して隠蔽の立役者で…

【あらすじ】※ネタバレ注意 音声作品オタクの少女・東山七海。七海は同人声優の須藤凜夜に熱烈な好意を寄せている。いずれ直接会って交際するべく漫画家を目指している。 幼馴染の和也と一…

　大学病院に勤務する医師、黒田遥子は長年にわたる睡眠障害に苦しんでいた。ふらつく身体を抱えながら激務をこなす毎日。休職や勤務時間の短縮を願い出るが人手不足を理由に病院側には受け入…

本編：「怪異から論理の糸を縒る」 https://kakuyomu.jp/works/16816927863205636014 こういう副読本的なの、地味に楽しいし好きですよ？…

かつて、絶大な力を持つ魔王をあと一歩のところまで追い詰めた勇者が使っていた剣を伝説の剣と呼び、それを引き抜いた者こそ、真の勇者とするしきたりが出来た。 それから1000年、伝説の…

　記憶喪失の町。 　その名が示すとおり、この町の住民には例外なく記憶がない。それは町最強のパーティである、ヒョーマ、アカリ、シン、リンの四人も同様である。 　同じパーティを組…

筆頭聖女の私にはルカという婚約者がいる。教会に入る際、ルカとは聖女の契りを交わした。会えない間、互いの不貞を疑う必要がないようにと。 最初は順調だった。燃えるような恋ではなかった…