概要
突然おどり出た詳細なメールのやり取り。隠れていた第三のスマホが出現
剣道と日本拳法の有段者で頑丈そのものだった息子正五郎の、パワハラを原因とする死と、父の耳原病院での医療事故死。どちらも現象面としては、二人の人物が主導的地位を有して隠蔽の立役者であるように思える。耳原病院のスタッフの方々には妻も私も今も一面で感謝しているが、事務長(医療法人の理事を兼任)と総婦長(看護部長)は、我々の病院への感謝の気持ちを台無しにし訴訟へと舵を切らせてしまったのだった。息子が勤務していた病院にはそこまでの感情を持ち得ていないのが我々の苦しいところで、夫婦ともども感謝の気持ちと怒りという、両面感情に悩んでいる。ただ、弁護士の選任を済ませ、審査請求及び訴訟への舵きりに着手したことから、耳原病院のときと同じ対立場面が病院との間で早晩訪れる予感がある。が、正五郎に好意を寄せてくれてい
いつも御声援ありがとうございます。
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