「お盆かな？」を含む小説

Twitter300字ssという、ツイッター上で毎月開催されている掌編企画の参加作品ログです。 「匂い」「光」「お盆」など１単語のお題について、『ソレ』を表す風景写真のような掌…

　八月半ば、お盆の季節となると、仏壇や玄関先に精霊馬と呼ばれるナスやキュウリで作った牛馬を飾る伝統がある。 　それは亡くなったご先祖様達があの世とこの世を行き来するための乗り物で…

お盆の暮れの頃、私は川で溺れてしまって見知らぬ少女に助けられた。でも、彼女はどうやら私のことを知っているようで……

※ホラーではありません 【カクヨム異聞選集】を見て、思い切って書いてみました。 小さい頃の話ですが、自身の体験談です。 今年は仕事でお盆にも実家に帰れなかったので、祖母との思い…

趣味で蒐集した怪異から、一つ。

あなたは今どこで何をしているだろうか。 もう会えないあなただからこそ伝えたいことがある。 母を亡くした男が一人見つめる陽炎は、懐かしき日々を想起させる。 幼心に見たあなたの行動の…

幼いころの不思議な話を、書いています。

男の子と女の子による、ひと夏のロボットバトルアクション！ 全長15センチメートルの小型ロボット「チューンナップロボット」は、子供たちの間で大流行している次世代の玩具である。そん…

もう記憶の中にしかいないはずの一人の男の子。糸が切れるようにいなくなってしまった彼のことを、千華（ちか）はいつまでも待ち続けていた。 そして今年も千華は、一つの約束を信じて迎え火…

　僕がまだ５歳くらいの頃のお話。母の実家へ家族で里帰りしたお盆に体験した、本当にあったお話です。僕はいまだに怖いとは思わないのですが、聴く人によっては――

あれが何だったのか、未だに分からない。

相模原を出た健介は、母の実家のある長崎の離島へやってきた。死んでしまった恋人、澪の三回忌の法要に参加するために――。

　――それでもこの世界は止まらない、現実はいつまでも生き続けるから―― ４人の主人公が東京の火葬場を舞台とし、繰り広げるヒューマンドラマ・ストーリーです。 連作短編で群像…

【第一回モーニングスター大賞最終候補＆新紀元社社長賞　入賞作品！】 なろうで開催されてました小説賞で入賞したので紹介に追記しちゃいます！！ <第五十二話までの登場人物> 主人公…

千曲裕二、２６歳。社会人。彼女アリ。特に不自由はしていないが、ただ過ぎていく時間の中で、よく正体のわからない心の隙間が徐々に広がって行くのを感じていた。 そんな中、お盆の連休を利…

「たまにはさ、二人で飲みにでも行かね？」会社がお盆休みに入った初日。私に届いたのは、思わぬ人からのメッセージだった。

お盆休みを利用して横浜に住む甥っ子二人が、俺の地元、北海道の北見という街へ避暑にやって来た。北見という街は大自然に囲まれた場所だ。俺は風に揺らぐ山の木々を見ながらもうここにはいな…

八月のお盆の頃。 曾祖母の屋敷へ来ていた湊斗（みなと）は突然、夜闇の支配する空間に飲み込まれる。 不気味な空間で湊斗を待っていたのは、黒塗りの巨体に真紅の目玉を持つ悍ましい化け物…

お盆から少しはずれた時期、僕と彼女は墓地にやってきた。 夏の夕暮れが僕らを追いかけ追い越していく。 時間は僕らを特別扱いしてはくれないから。 「花火をしよう！」 そう言ってから…