「南北朝」を含む小説

気が付いたら肥後の国の地方豪族の子として生まれ変わっていた。 転生した先は九州の南朝勢力を代表する菊池武光。 ただし、まだ５歳。生き残るために何をするか。 転生した主人公が何と…

弘安四年(1281年)。博多に陣を敷いた日本軍の前に現れたのは、海を渡ってきた元軍ではなく、異世界より侵略してきた魔王軍だった。 それから一年後、異世界は魔王を倒した鎌倉武士たち…

南北朝時代、あるいは太平記の時代と言った方が通りがいいかもしれない時代。 日本がその歴史の中で初めて遭遇した大転換の時代に現代の大学生、建速勇人が突然にタイムスリップした。 何ら…

中国は三國志直後の大分裂時代「五胡十六国時代」について、崔浩先生に解説して頂く運びとなりました。言い回しも性格も最悪な先生の解説ですが、日本人にとってあまり馴染みのないこの時代を…

貞和二年（1347）の春。征夷大将軍の足利尊氏は、勅撰集『風雅和歌集』の材となる百首和歌の詠進を光厳上皇により命じられた。武家への百首和歌詠進のご下命は、史上初のことだった。公家…

「山もとの鳥の声より明けそめて 花もむらむら色ぞみえ行く」永福門院（玉葉和歌集より）　 　鎌倉時代末期の女流歌人・永福門院は御齢十八歳で入内の後、女御を経て中宮に冊立されまし…

零細ベンチャー企業の社員だった俺は会社が傾いた挙句解雇され、歩道橋から転がり落ちて死んだ。 そして俺は多聞丸として転生した……らしい。 もう組織が成功したら捨てられるような人生は…

源平合戦の時代、男勝りの武勇を誇った信濃の巴御前。 播磨国にも彼女の影に隠れた、知られざる女武者がいた。 真っ直ぐな心を持つ公家に抱きすくめられ、投降するも心は萎えず。 子子子法…

　中国は南北朝時代の中頃。 　南朝にひとりの老将がいた。 　その名は周盤龍。 　六十七歳という高齢でありながら、迫り来る北朝の大軍にただ一騎で突入して勝利を収め、天下にその名を…

　河内の悪党として鎌倉倒幕に貢献し、湊川で果てた父正成の遺志をそれぞれの形で受け継いだ正行、正儀の物語。 正成の物語はこちら https://kakuyomu.jp/works…

本州四隅征服の最後の難関は潮岬。電車でもクルマでも、中型以上のバイクなら、神戸からでも一泊二日で余裕の観光地ですが、これが小型バイクでとなると話が変ります。渋るコトリを説き伏せて…

大夏天王・劉勃勃は、南涼王・禿髪傉檀の娘をもらい受けようとしたが拒まれた。 これに腹を立てた勃勃は支陽にて略奪を敢行した。 そして、戦勝記念としてとある物を立てたのだが……。

ミスカトニック大学との共同研究により、『太平記』に記されている怪異の数々を検証することに。しかし我々は調べてはならない、南北朝と室町時代に存在した、日本史のタブーへと迫ってしまっ…

それは……。 神々が住うと言う、遥か東の果ての国の、遠い昔に忘れさられた物語……。 鎌倉公方、足利氏満との激しい戦に破れ、サクラと花月は斑鳩の待つ奥州の地へと逃れ…

建武の新政の前、「両統迭立」の始まりから南北朝まで、思うことをさまざまに書いてみるエッセイです。これまで、いろいろ興味はあったのですが、まとめられずにいたところ、四谷軒さまが「【…

　無能力者である主人公・夜彦（よるひこ）は殺されかけた。 　元親友であり中学最強の異能力者である古矢によって。 　それはダンジョンと異能力があふれる現代で、ダンジョン攻略者育成…

西暦４２９年の北魏の都にて。 若き僧侶曇曜は貧しい少年と出会い、一緒に市場に行くことになった。 しかしその少年には秘密があって。 他の小説投稿サイトにも同作品掲載があります。

【あらすじ】 南北朝時代、南朝の宰相、そして軍師ともいうべき、准后（じゅごう）・北畠親房、死す。 その兇報と共に、親房の臨終の言葉として、まことしやかに「その一言」が伝わってきた…

時は弘安、一人の若き「西国御家人」が、蒙古来襲の最中に命を落とし、その甥となる者が生を受けた。 その「家」ーー阿蘇一族の持つ強大な権力を憂慮し、九州支配の要と見た幕府は、一族を完…

南北朝時代の英雄「大楠公」楠木正成の息子にして「小楠公」正行の弟、楠木正儀（まさのり）。 南朝のために壮絶な討死を遂げた父・兄の後を継いだ正儀は、南朝の「裏切者」として後世に悪名…