「大きな 小さな」を含む小説

　ある宇宙《そら》の片隅に、姫星と呼ばれる光り輝く星がありました 　姫星には沢山の星の友達がいて仲良く暮らしていました そして姫星は出会います 小さな星だが後に光輝く星となる…

ぼくは、霧の中でひっそりと息づく植物たちの葉擦れの音を聞きながら、机の上のパソコン画面に視線を移す。画面では、緑色の背景に白い文字で英文が表示され、その下には、いくつかの単語と数…

これはここではないどこか別の世界の物語。 アリガルースという大国にある名もなき小さな村に、ソラ、ミメイという名前の女の子達がいました。 ソラは人見知りの内気な女の子で、ミメイはお…

隣国が羨むほど豊かな国ベルンシュタイン。その大国の中にあっても名も無いほど小さな村で育った15才の少女リリアは、育ててくれた祖父の死を機に少年の姿でたった一人で王都へ向かう。リリ…

落ちぶれたオッサン冒険者が神様に見出されて旅立つまでの短編。 騒々しくもあり、馬鹿々々しくもあり、しかしていずれ夜も白む。

「いらっしゃいませ、今日のおすすめは・・・」 大きな森の、大きな木の下に小さな、小さなカフェがある。 そこに来るお客さんは、半妖に、獣人に、魔法使い。 そんな、小さなカフェは、…

　歴史だけはある、僕たちの小さな古い町。 　春を迎えて、桜の花が、大賑わい。 　今年も始まる鹿園ツアー。 　小さな町の小さな空に、大きな、大きな桜の花のパラソルが、開きました。 …

「えぇ～っ！？ ちょっと待ってくれよぉ～！！」 と叫ぶ声が聞こえたが無視する。まぁ俺の事を呼んでるんだろうけどさ。 そんなことよりも、だ。俺は自分の身体を見下ろす。そこには、白い…

それは夏休みが始まる少し前の出来事。 失踪した父親の部屋を覗いた喜多沢ひかりは、強烈な眩暈を感じて気を失う。 目を覚ましたひかりの前には、小さな妖精（悪魔？）が悪戯っぽい笑みを…

　遥か昔、邪神から世界を救った十二人の騎士の伝説が残る世界、イゼア＝ネデール。しかし、長い時を経て邪神の脅威が蘇りつつあった。 　そんな中、とある町に冒険者を志望する少年、コリン…

１５０年前、ドラゴンと人の戦争により大地は荒廃。地上を毒霧が覆った。 人々は毒霧のない高地に逃れ、幾つかの町や村を築き上げたが、 文明は破壊され、皆がかつての技術を細々とつないで…

　埋蔵金が隠されている屋敷……そんな噂のある山奥の廃墟に、俺達は肝試し気分で乗り込んでいった。だが、それは大きな間違いだった。人間ではない何者か……わけのわからない化物が、俺達に…

少年は林で少女と出会った。毎日のように遊んでくれる彼女に対し、少年は懐中時計を渡す。ずっと持っていてくれると信じて。 セルフレイティングは念のためです。

　太古の昔、南閻浮提にて……。小さな命は、大きな世界を見る。大きな世界は、小さな命を見捨てた。 　それでも、小さな命は逃げなかった。まだ、リテリュスの産声も聞こえない。 　混沌…

　これは、少女と少年の願いと覚悟の物語————— 　数百年に渡る長き戦争。その終止符を打ったのは一つの兵器。 　星の綺麗な夜だった。 　それは天駆ける流星のように瞬く間に全ての…

【気まぐれ休載中。構想は練ってます】 　自らの運命に絶望していた。君に出会うまでは――。 　九年前、王である父に命を狙われて王都を逃げ出し逃亡生活を余儀なくされていた元王女ジュ…

　街の隅の小さな建物、そこにはとあるデリバリーサービスが存在していた。 〝出張裁縫屋〟 求める者のオーダーを聞き衣類やその他諸々の修繕、制作を行う。 店のオーナーである老婆 派…

悪霊、妖怪、怪異、彼ら非日常の存在は何処にでもいて人々を狙っている。 彼らの存在は科学が進歩した現代社会において、人々の混乱を招く存在として否定され、秘匿された。 裏ではその存…

魔界で最強の存在――魔王。彼はとある戦場で、小さな命を見つけた。いや、見つけてしまった。 「ど、どうすればよいのだ、こんなもの！」 「飼えばよろしいのでは」 「えっ」 そうして始…

有栖川 アリアは優しい母親に愛されて育つも、筋力が衰えていく難病により、十歳という若さで亡くなってしまう。 もしも、もう一度人生があったら……。 そんな想いが成就して、白銀の髪…