「けもの耳」を含む小説

　スーパーで買い物をしていた時、動物の耳とシッポがついたメイド服を着た少女から『なんでも願いが叶うチケット』を渡された。 　そのチケットは何でも願いが叶うらしいけど、願いに見合…

五十年前、日本の東京で猫の耳が生えた人間が産まれたという噂が広まった。研究者はそれを調べると、その人間の体には猫の血が流れていたのだ。 各国のトップは人間に違う生物の血が混ざった…

ひなびた海岸線にある小さな骨董店『浪漫屋骨董店』 このお店には、守らなくちゃいけない約束がある。 ひとつ、箱の中身に決して触れないこと。 ひとつ、箱の中身について、決して他人に…

あの独特な映像を文章化。 ……書くのに３時間ほど延々とインド映画を見続け、書き終えた後はしばらく耳にこびりついて離れないという地獄を見ました（汗）

銀河辺境の宇宙コロニー。暗い星野を臨む店で、バーテンダーは給仕中に三人の航宙士たちの奇妙な会話を耳にする。鬱々としたようすの彼らは、どうやら死んだ仲間の弔いに百物語の会を催してい…

日本は、ストレス社会から抜け出すことが不可能な程に疲弊していた。 そんな中、ガジェット特集で最新デバイスの発売が発表される。 自己暗示デバイス『リフレイン』。 耳から脳波をコ…

母を喪い天涯孤独となって、中等学舎を中退し、魔石動力への学びと飛行機乗りへの道を断たれてから、一年。シルディアナの帝都、南街区の酒場「竜の角」に住み込みで働くラナは、ある日地下室…

　ツェルトの仕事は、逃げることだった。 　彼は敵性魔法生物嚮導員――通称コマドリだったからだ。 　今でも耳に残っているヒメルの口癖を、ツェルトはたまに思い出す。 「――俺たちの仕…

自分の体験&耳にした話を、連載していきたいと思います。 読み終わって、体温がマイナス1℃下がるような。 そんな気持ちになってもらえたら…嬉しいです(о´∀`о)

「夏の恋は秋に終わる」――よく耳にするフレーズですが、今回はそんなフレーズを使った掌編を書いてみました。久しぶりの「詩的小説」です。変化球ばかりだと直球の投げ方を忘れちゃいそうな…

　チート神による勇者１２人最強チート決定戦に勝ち残り、なんやかんやあって神の上位存在に目を付けられたソータこと青井蒼太は、その上位存在である「因果を司るもの」によって自分の因果を…

　歴戦の騎士ジルバラートは皇女イヨナルシアの護衛騎士である。皇位継承争いが激化するなか、姫は十四歳を祝うパーティの最中、何者かによって獣憑きの呪いをかけられてしまう。炎の精霊を崇…

【創元SF短編賞 1次選考通過作品】 とある高地に住む少数民族の娘・ジニは、ある日突然、不死王・ナーダの妃に取り立てられる。 名君とは謳われるものの、200歳を超える「ご聖体」…

――絶対、絶対死なないでね。 　何度も、繰り返した言葉。 ――大丈夫だよ、死なないから。 　何度も、耳にした言葉。

アムネス共和国　国立博物館特別展示室　第一展示物説明文 共和国の前身であるアムネス王国中期、王国の最盛期を作り上げたと評される大商人カナタ・ヒイラギ。その妻ルナール（当時は使用人…

花の金曜日。 会社帰りにやってきた質素な居酒屋で、一人で同僚を待っていた環（たまき）はふと、簾を挟んで向こう側の、隣の席の会話を耳にする。飛び出す魔王、聖剣、勇者という言葉達。…

　短編集です。

骨董店の怠惰な店主＆苦労性な郵便配達員の日常と、移り変わる季節を描いた掌編集。 （コピー本「垂れ耳エルフと世界樹の街」収録）

珍しく大屋さんからの紹介の、依頼人に耳を傾ける探偵伏見鮭太郎。 今日も、求め、求められ、いつもの酒場へ、新たな酒場へ、と導く。推理ではなく、酒に酔っている間の酔裡(すいり)によ…