「恋愛譚」を含む小説

一歩を踏み出せない、臆病な私へ。 恋愛小説としては失恋小説の方が好きだけど、 それは都合のいい相手がいないと分かっているからの話。 やっぱり私だって、彼氏のひとりくらいは欲しい…

ある日突然、あたしの前に夜闇の欠片が舞い降りた。 よくよく見るとそれは漆黒の翼を持った美しい堕天使だった。 彼の名前はリュカ。どうやらあたしを幸せにすることで天上界へ戻れる…

　人と人ならざるものが紡ぐ、三つの恋愛譚。 「ついのてあし」 　風景画を好む浮世絵師：タキイチは、北の奥にあるという伽藍の噂を聞き、好きに絵を描く気ままな一人旅に出る。 　旅…

21XX年、異次元からの侵略者との戦争に、人類は敗れた。侵略者によって支配された地球……しかし戦争が終結した今、侵略者による支配、言語の統一といった不自由はあれど、平穏には違いな…

【梗概】 紫乃は、生まれながらの奴婢（奴隷）である。 歳は十七、琉斌国に滅ぼされた隣国の神葛の出身だった。 十一の時に琉斌の王族である氷雨に買われ、下女として仕えていた。 氷雨は…

あやかし専門機関「神御寮」。御寮員の父を持つ少女・常野蝶子は、十歳の誕生日に弟の春虫を神隠しで失ってしまう。時同じくして、蝶子の前に現れたのは傷ついた青虫化生。蝶子は己の血肉を与…

　ＯＬの彼女に飼われている僕。そんな僕が抱えていた、ある願い。きまぐれな神様は願いを叶えてくれたけれど、それは人間の彼女と犬である僕の立場を入れ替えたいというもので…… 　願って…

さくらの恋が死んだのは、冬の終わりのことだった。 うつくしく柔らかな悪夢の先。 さくらを呼び惑わすそのものは、古く立派な、桜の木のかたちをしている。 このおはなしは、百人一首…

「いい意味で」このポジティブフレーズをごっそり内包する男、それが飯田唯々男。 そんな唯々男の恋は良くも悪くも、結局のところいい感じで…!?

私流SF。誰が何と言おうとSF。 三話完結です。 　それは、私がこれまでに見た女の中で、一等美しい女だった。 　座敷牢の中へ閉じ込められていた二本の角が生えた女、紅葉と、羽…

妖魔の研究をしている瑞芳は、妖魔に襲われかけたところを謎の霊獣・蒼獅子に助けられる。蒼獅子・獅燎と共に過ごす日々のなか、蒼獅子がかつて妖魔に食われて死んだ想い人と似ていることに気…

いつも黒スーツの人外と女子高生の日常を描く作品です。 異世界のような現実をお楽しみください。

茹だるような暑い夏の日、田舎の山奥で彼に出会った。

桜舞い散る娼館街、その名はラ・キト通り。 片親に捨てられ泣いていた黒猫の前に現れたのは、若く美しい青年コウノトリ。 淫蕩なラ・キトの娼婦か、リ・セト教会の孤児院か。コウノトリが黒…

人間の赤ん坊を拾ったトカゲの兄と トカゲの少年に拾われた人間の妹が ただ共に生きた話。 7/20 0時投稿開始、1時、3時、8時、12時、18時更新。 7/21 0時完結。

成長する主人公を書きたいです。 ということで、書き始めたのがこの物語。 　唐突に、始まりました。 まぁごたごたすると思いますが、頑張っていきたいです。 後、専門用語的なのが出て来…

指の間に薄い膜が張り始めている。 目の前で河津が木津の前で忽然とカエルに変化したらどんな反応が返ってくるだろうか。トリックではない本物のカエルになるとしたら？ これで彼女の心を射…