鶯舌記 -おうぜつき-

作者 八島清聡

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105人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

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男女の恋愛中心ですが両性愛を許容するようなおおらかな気風があって読んでいて非常に居心地がよいです。
なにより出てくる男性キャラのなんともいえない色気。色っぽいのに
けして女々しくなく実に男らしくてトキメキを隠せません。
特に神和人がいいです。忠実な家臣ながら誇り高くて…
伊邪夜にも男性的なところがあるので(というか本質は男性な気が
します彼女)同性愛とも異性愛ともつかない倒錯ロマンスを味わえます。
あやしく、うつくしく、ふしぎな恋愛譚。おすすめです。

★★★ Excellent!!!

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和風でファンタジーで恋愛…!
こういう話が読みたかった!
遠くに離れていた恋人にめぐりあったような気分で楽しませてもらっています。
悲しくもどこか懐かしい香りがします。
ホラーだからと倦厭せず多くの人に読んでもらいたい作品です。
続きも楽しみにしています!!!

★★★ Excellent!!!

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話の冒頭で女主人公は独白しますーー

「罪。そう、これは罪なのです。無論、罪悪を犯すのは私です。」

と…

身分違いの恋が罪なのかと思いきや…!?

読みすすめれば彼女が犯すという罪の本当の意味がわかってくることでしょう…

★★★ Excellent!!!

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藤をみかけるたびにこの小説を思い出して読みにきています。説明がなくとも花の美しさがわかる喜び、日本人の感性にうったえる作品だと思います。しみじみと美しくしみじみと恐い・・・とても好きです

★★★ Excellent!!!

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残虐とエログロが売りなのかと思いきや、読みすすめるほど自然と神と人がおりなす壮大で骨太なテーマが見えてくる。ちりばめた伏線をあざやかに回収していくさまにほれぼれする。確かな実力を感じる。

★★★ Excellent!!!

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細かいことはぬきにして非常に面白い、その一言につきます。
コレ艶夜sideからみたら全然ちがう話なんだろうなぁ…
あと古代を舞台にしていますが構成やオチはSFの香りがします。

★★★ Excellent!!!

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耽美で妖艶、なのにどこまでも上品な文体。
性の倒錯、行間からにじみでるような頽廃は作中に出てくる女でも男でもない摩訶不思議な生き物の生態をあらわしているかのよう。危険と知っていても侍っていたいと思ってしまいます。
もう好きな人にはたまらなくたまらないでしょう。
夜に布団にもぐってこっそり楽しみたい小説です。

★★★ Excellent!!!

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神様に愛されるとモー大変!チョー大変!いろんな意味で死ぬよ。
逝くっていうかイクっていうかマジ容赦ないよ慈悲はないよというお話。
この神様が怖いのに超絶美人で高貴なのにかわいいとこもあって激しく萌えます~
伊邪夜様にハアハアしすぎてそろそろ粛清されそうです…。ほんとかわいい。
なのにご本人は淡白なワーホリのおっさんが好きっていう。夢があるんだかないんだか…(汗
神様だし女王様だし若いイケメン選び放題なのに…と思わないでもないですがUFOのように斜め上をいく展開で面白いです。
男性も女性も楽しめる作品だと思います♪

★★★ Excellent!!!

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源氏物語?をほうふつとさせる古典の王道や神道をふまえながら、人と神の恋愛を描く和風ファンタジーです。どこまでも日本的でありながら独特の世界観を形成しています。理路整然としながら情感ある文章も魅力的です。

★★★ Excellent!!!

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紹介文に迷ったが、あらすじ以上のことは書けないというのが本音。
神と人の残酷な愛の物語。
ぜひ怪しく美しく官能的な世界に溺れてみてほしい。

現状だとホラーにしか置けないのだろうがホラーにしておくのはもったいなく感じる。
恋愛ジャンルでもよいような?

★★★ Excellent!!!

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谷崎純一郎や川端康成の上品なホラーにも似た奇妙に美しく残酷な物語。
古代日本のような世界を舞台にしており、歴史、古典、伝奇が好きな人にもおすすめです。

主人公は紫乃という奴婢の少女。生まれながらに人間扱いされない身分です。
彼女は主人である氷雨を熱烈に愛しています。生活の全てが氷雨を中心にして回っています。
しかし氷雨は絶世の美貌を持つ皇女の艶夜に惹かれてしまうのです。

紫乃の目を通して世界が広がって…いくわけではなくむしろ彼女の狭い日常と
内面に深く潜っていくような構成です。
淡々として抑えた口調、ひたすら同情を誘う境遇。読めば読むほど奇妙に美しい世界観。
引き寄せられるまま、澄んだ水にゆっくり沈んでいくような深い安堵感に包まれます。
(それすらも、作者のしかけた罠だったのかと思わないでもありませんが)

中盤からは駆け上がるように話が進みます。
そして最後に紫乃が直面するもの。嵐のような逆転劇。
その正体を知った時、ぞぞぞぞっと戦慄が走ります。
絶叫系ではありません。
ひたすら沈黙して耐えるしかない静かな静かな恐怖です。

ええ、この恐怖を誰にも話してはいけません。

なぜなら口は災いのもとなのですから………

★★★ Excellent!!!

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読み始めてから疑問がひとつありまして。
なぜ皇女様は人間の舌を食べるのかということ。
ホラーなので別段理由はなくてもよかったのですが、最後にわかったときは相当クるものがありました。オエッとなります。舌があってよかった。この後味の悪さは嫌いではありません。

★★★ Excellent!!!

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一言でいうと「流した涙を返せ」です。平たくいうと王族の氷雨と従者である奴婢の紫乃との悲恋ものなのですが、身分差や王宮内イジメなどいろいろあって二人は追いつめられていきます。人もバンバン死ぬ。二人の間にできた子供も死ぬ。めちゃくちゃ泣けます。紫乃が氷雨とともに死ぬことを決意する17話はもうボロ泣きでした。マジで。それで泣いて泣いて泣いた揚句にとんでもない逆転展開が来てふっとばされます。盛大に。別に世界観が壊れるわけでも夢オチでもないです。でもエー!てかんじです。ぜひ泣いて泣いてふっとばされてください。

★★★ Excellent!!!

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いつ殺されてもおかしくない女奴隷の独白でつづられる恐怖譚。
一見すると舌を食べる艶夜様が怖いように見受けられるがけなげで純愛に生きる主人公が一番不気味に思えるのは私だけだろうか。震えながら結末を見届けたい。

★★★ Excellent!!!

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ですます調の敬体で綴られる本作品。
それ自体結構レアで、惹かれるものがあります。
実際この物語の世界観を支える重要なファクターになっていると思います。
美しいけど、どこか影がある・・・・・・
これは紫乃だけじゃなく他の登場人物や物語の世界そのものを引き込んでいくような怖ろしい影ですね。
読んでる自分も引き込まれてしまいそうになる影。
怖いけど、魅惑的な作品です。

★★ Very Good!!

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真っ赤な文字で躍る、『歌え殺せ』の狂笑を思わせる文字羅列――――これはいけないという背徳的な期待の先にある、優美にして綺羅綺羅しい花と水の都に瑠璃を冠する宮。そこにおわす水の化身たる王族たち……現れるものの眩さに、くらんでしまいそうです。
それらがやがて姿を変えていくさまは、まさしく水というものの性質を表わすよう。
紫乃はこれからどうなるのでしょう。
そして彼女は、いったいどんな正体を隠しているのでしょうか。
楽しみです。

★★★ Excellent!!!

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まずタイトルが素敵ですよね。
おうぜつ、なんだろうと思いました。
調べてみたら うぐいすの声。また、鶯のように美しい声。 だそうです。
また登場人物の名前が素敵なんです。
しの、ひさめ、すいらん、えんや、いざや、やつひろ、いほり。
新幹線や自衛艦の名前の候補になりそうな美しい名前ばかり。
鶯のような声を持つ皇女様は歌を歌います。
その歌も詩的でもの悲しくて素敵です。
虹色の水を持つ水龍の子孫。純和風の華麗なる王朝絵巻。国一番の美貌。かなわぬ恋。ちりばめられた美のテイストにうっとりしていまいます。

でも…この話とっても怖いんです。
美しい日本語が美しい響きで怖さを引き立てています。
何がどう怖いのか、それは読んで確かめてください。

Good!

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文の呼吸が的確で整然としており、羨ましい文章力だと感じました。
登場人物のネーミングにとても華があり、見習いたいです。

★★★ Excellent!!!

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伝説にあるような泉のなかに引きずり込まれるような、水中にゆらゆら泳ぐような流ちょうな文体は読んでいてため息が出ます。
怖くて美しい。残虐なシーンもあるのですがどこかさっぱりとして非常に読みやすいです。
今後の展開が楽しみでなりません。

★★★ Excellent!!!

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なんと怪しく美しく残酷な世界観!
文語体でつづられながらも流れるような文章は声にだして読みたくなります。
「きれい」と「きれい」のあいだに「こわい」が顔をのぞかせて、ぞくっときます。恐怖も薄ら寒さもまた確かに快感なのです。

★★★ Excellent!!!

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古代日本らしき世界を舞台にした耽美ホラーです。
虹色の水でできた王族や厳しい身分制度、奴隷・・・時代小説とはまた違う独特な世界観を持っていて引き込まれてしまいます。
本文そのものが壮大な叙事詩なのかと思う軽やかで美しい文体。
残酷ながらも哀愁ただよう世界。
愛と死とエロスと死、官能。
紫乃と氷雨と艶夜の3人の交錯する結末が気になってしかたありません。