藤をみかけるたびにこの小説を思い出して読みにきています。説明がなくとも花の美しさがわかる喜び、日本人の感性にうったえる作品だと思います。しみじみと美しくしみじみと恐い・・・とても好きです
谷崎純一郎や川端康成の上品なホラーにも似た奇妙に美しく残酷な物語。古代日本のような世界を舞台にしており、歴史、古典、伝奇が好きな人にもおすすめです。主人公は紫乃という奴婢の少女。生まれながらに…続きを読む
まずタイトルが素敵ですよね。おうぜつ、なんだろうと思いました。調べてみたら うぐいすの声。また、鶯のように美しい声。 だそうです。また登場人物の名前が素敵なんです。しの、ひさめ、すいらん、え…続きを読む
全文から匂いたつような独特の雰囲気がただよってきます。残酷なのだけれど、奇妙な美しさにあふれています。独特な世界も魅力的です。
なんと怪しく美しく残酷な世界観!文語体でつづられながらも流れるような文章は声にだして読みたくなります。「きれい」と「きれい」のあいだに「こわい」が顔をのぞかせて、ぞくっときます。恐怖も薄ら寒さも…続きを読む
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